アフィリエイトはじめましたの話
ブロガーもすなるアフィリエイトといふものをヒキオタニートもしてみむとてするなり…。
このブログを始めたのが、2019年4月20日のことらしい。日付からして明らかに四月病ぽいのだが、おかげさまでなんやかんや今日まで続いている。
たしか、きっかけは私の(唯一無二と言っても過言ではない)友人の海外転勤が決まったことだったと思う。お互いに淋しさはあるものの筆不精なところがあるので、近況報告用のツイッターアカウントを作ったりZenlyで繋がったりといった、消極的?受動的?な手段で近況を伝えあうことにした。
しかし私は昔から文章を書きはじめると無駄に長文になるという悪癖があるため、そのうちツイッターの文字数ではとうてい近況を語りきれなくなり、その延長として、このブログを立ち上げるに至った。
それから今日まで約2年、友人への近況報告も兼ねた自分用の備忘録として、だいたい月に1つは記事を上げることを目標に(全然書けなかった時期もあるけど)、好きなことを好きなように書いて、ぼちぼちブログというものを続けてきた。
そんななかで他の人のブログを訪れることも増え、いつしかこういう↓リンクボタン?をよく見掛けることに気づいた。
(これは今回の本題とは全然関係ないけど私の大好きなお菓子、堅あげポテト)(堅い食感のものが好き)(今も食べながらこの文章書いてる)(箸使用)(味はうすしお一択)
そのモノについて語っている記事の本文から直接そのモノを売っているショップに飛べる(しかも楽天かAmazonかを自分で選べる)の便利だなーと思ったし、そういう便利なことをやっているブログがなんだか「ブログ然」として見えてかっこいいなと常々思っていた。
だから今まで、私も何か購入品について語る記事では、そのモノの公式サイトなどへのリンクをこんな風に↓見た目だけ似せて貼っていたのだが、
何かが違うな、ということには薄々気づいていた。
で、色々調べてみて辿り着いたのが、「アフィリエイト」という言葉だった。
なんとなく聞き覚えはあるけど、改めて意味を調べた。めちゃくちゃざっくり要約すると「自分のブログに広告を載せ、それを訪問者さんに見て貰ったり買って貰ったりすることで報酬を得る仕組み」ということらしい。
つまり、先述の便利なリンクボタンは、リンクボタンと広告を兼ねたものなのだ。
ということは、今まで自分が訪問先のブログでこういったリンクをクリックしてきたことが僅かながらも筆者さんの益になれていたのか!と謎の感動を得る。
そして世の中の「ブログで副業!」というようなことを言っている人たちは、こういう仕組みを上手く利用しているのか、というまた謎の感動。
しかし、なんとこのアフィリエイト、意外と誰でも簡単にできるらしい…?
それからまたあれこれ調べてみて、先述のような、訪問者が楽天かAmazonかを選べるリンクボタンを簡単に設置できるサービス?のある「もしもアフィリエイト」というサイトのことを知り、とりあえず登録して、楽天やAmazonと提携?をして、先のようなかっこいいリンクボタンを貼れるところまできた←イマココ。
このブログのそもそもの始まりは先述の通りで、ほぼ日記のような気持ちでこの2年やっていたので、今更アフィリエイトを…?という感じだし、現実、アフィリエイトで「収入」と呼べるほどのお金が稼げる人はほんの一握りとのことだが、悲しい哉パラサイトシングルヒキオタニート、家族と喧嘩でもすれば「誰の金で生きてると思ってるんだ」というようなことを言われることも少なくはなく…。
いま現在そんな私が唯一生産性を発揮できている(…?)ことといえばこのブログくらいなので、せめてこれで、駄菓子1個ぶんくらいのお金でも自力で得ることができたら、傍から見れば小さなことでも自分にとっては大きな一歩になるかもしれないと思ったので、できればこれからこのブログ共々、アフィリエイトを続けていければいいなと思っている。
とはいえ、昨今のインターネットでお金を稼ぐやり方って多分動画とかでファンをつけてからのサロン会員費やグッズ収入や投げ銭、が主力っぽいし(インターネットを見てて受ける個人的な印象として…)、今の自分のこのやる気も明らかに四月病な気がするので、飽きたりいやになってしまったら、いつの間にかしれっとやめているかもしれない…。
とりあえず今後何かしら動きがあればまた記録していきたい(と思ってはいる)ので、ブログのカテゴリーに「アフィリエイト」を追加しておく。
シンエヴァ備忘録
※ネタバレ注意
シン・エヴァンゲリオン劇場版を観た。
忘れないうちに色々メモしておこうと思う。なので多分感想というより備忘録。
公開からまだそう日が経っていないこともありいくつかのスクリーンで日に何度も上映されていた。地元の映画館にはIMAXとか4Dとかの立派な設備はないので、せめて一番大きいスクリーンで観ようと思って病院終わりにお昼を食べたり買い物をしたりして時間を合わせて劇場に向かった。
劇場に向かう途中でエヴァのパンフレットを片手に半ば放心状態のようになっていた40代くらいのおじさんとすれ違ったのが印象深かった。
予想外の人の多さに驚きながら、これみんなエヴァ観に来た人なのかなと思いながら券売機に並んだが、席は意外とガラガラで(流石平日昼間の田舎の映画館)、でも普段はそこまで埋まっていないプレミアムシートが売り切れていたので、それだけ「本気」の人が多いということなんだろうなと感慨深かった(し、実際に劇場に入るとプレミアムシートに座っていたのがほぼ40〜50代のおじさんたちだったので、なんだか「歴史」の目撃者になった気分になった)。
お知らせと予告編に続けて上映開始で、これまでの新劇場版のダイジェストなどもありつつ、本編が始まって、そして終わった。
本編が終わり、それまでは何ともなかったのにエンドロールが始まった瞬間に泣いた。理由は多分「置き去りにされた」気がして淋しかったから。「庵野秀明が“人間”になっちゃった」とか言いながら笑い泣きしていた気がする。ここでいう「人間」というのはつまり「マジョリティーに属する大人」のことで、私などは一生メンタルが子供なままのマイノリティーなので(…)、だからこそ今までのエヴァ(新劇場版)(とくにQ)のカオスに縋っていたようなところがあるのに、ここにきて急に「登場人物たちも製作者たちももう大人になりましたので」と突き放された感があり、そしてなんならその先まで深読みして「あなたたちもいつまでも空虚な妄想にしがみついてないで現実に戻っておいで」とまで言われているような気がして泣いてしまったのだと思う。
だって今まで散々やったりとったり、しんだり殺したりしていた人たちが、ちょっと「人間らしい生活」に触れただけで次々と「成仏」していった。
シンジくんも「大人」になって、対話で「家族」との問題を全て解決した。
私がン十年生きてきて未だにできないことを数時間の間に全部やってのけてしまったシンジくん。そりゃもう置いていかれた気にもなるよ…。ペンペンすら家族?仲間?を得て暮らしていたし…。
アスカちゃんがシンジくんに言った台詞に出てきた「死にたくないし生きたくない」はほんとに私が毎晩布団のなかで泣きながらつぶやいている言葉そのまんまだし、「うざい」もそんな私を見て母が言う言葉まんまだし、死にたくないし生きたくないと思いながらも腹は減るから食事を差し出されれば泣きながら食べてしまう、そんなシンジくんにめちゃくちゃ自分を重ねていたのに、「綾波」が消え、「大人」になったかつての同級生の態度や言葉に触れ、あんなに狂った世界でも「人間」の生活が在ることを見ているうちに、いつの間にかなんかもう吹っ切れている。大人の階段のぼっている。
この時点でもう、えっちょっと待って待ってシンジくんもうちょっとうだうだ悩んだりしようよ…と大人げない私は思ってしまった。いま思えばこれも作者の思うツボなんじゃないだろうか。
私はエヴァ(アニメ)は現役世代ではなくてアニメの頃はまだ幼児だったのであの異様な(…)最終回くらいしか記憶にないのだがそれでも90年代後半〜00年代のアニメはそれなりに観ていた(つもりな)ので、今回の、言うなれば「マリルートのトゥルーエンド」的オチは全く新鮮な感じがせず、言ってしまえば陳腐とか使い古された手法という感じがしたんだけどそれは私が90年代・00年代を知っているからで、もしかしたら今の若い人がああいうオチを観たら目新しく感じるのだろうか…?と思ったし、出てくる風景とか音楽はわりと昭和なので昭和世代の人が観たらまた違う印象を受けるのだろうかとも思った(今回がエヴァ初見の母は吉田拓郎に驚いていた)。
私みたいにシンジくんに自己投影してしまう人もいれば他のキャラクターに共感する人もいるだろうし全然違う視点で観ている人もいるだろうし、ほんとうに100人いたら全く異なる100通りの感想が聞けそうなのが凄いなと思う。
それに、新鮮さがない=定石=スタンダードを選べる(大人になった)作者、という感じでやっぱり「そろそろ目を覚ませ」と言われているような気がする(ここまで来ると被害妄想…?)。
精神世界(?)での親子喧嘩、スタジオっぽい背景に描かれた空を見てぶわっとトゥルーマンショーが脳裏を過ったし、特撮っぽいカメラアングルの戦闘シーンとか、塊魂ばりにスルスル動く箱だけのビル群とか、古い電車での語らいとか、メタ表現としての絵コンテまんま載せとか、愛した女のために世界ごとやり直すことを躊躇わない独り善がりおじさんの長い自分語りとか、ラスボスの正体は実の父親だとか、有象無象が集まって巨大人間を生成したりとか、槍心中とか、母の愛とか、ラスボスカップル結ばれて滅びるとか、海とか、ラストは実写だとか、なんというかほんとうにおせち料理みたいだったな。これだけやったからにはもうまじで「終わり」なんだなと思い知らされたというか…。
加持リョウジ(父)がノアの方舟みたいなことしようとしてたのもそれをなんやかんや言いながらミサトさんが引き継いでるのにもふええ…となった…。言うなれば主ポジが加持リョウジでノアポジがミサトさんなんだろうか?そして種子の保存ユニット(?)の展開後のデザインがたんぽぽの綿毛風なのにはウワーーーーとなった、種だけにね(?)…!という感動と、あと鑑賞後に気になって調べたら、たんぽぽの綿毛の花言葉は「別れ」「別離」らしくてもう、ほんとにもう…。
スイカの種の箱だけぎりぎりまで自分の傍に置いておくミサトさんよ…。
ミサトさんといえば、爆散する直前、髪を下ろして我々の見慣れた姿に戻ってくれたミサトさん、これは彼女なりの(作者なりの…?)最期のサービスサービスぅ!なんだろうな…と切なくなった。
というかここにきてあんな立派な息子出してくるのずるくない…?しかも名前が父親と同じ…?一生(意味深)会わない…?CV内山昂輝…?
今やプリキュアでさえ「自分がいやだと思ったことはやらなくてもいい」という方向性を日曜の朝っぱらから示してくれ、進撃の巨人などでは「大切な人を理不尽に奪われた恨みは対話などでは消えない」という現実を広く示してくれている時代に、シンエヴァではふつうに皆さんやりたくないであろうことを受け入れていたし、大切な人を奪われた恨みは会話のなかでなんとなく折り合いがついていた。そういうちょっと前時代的な面をそのまま描くことにより「90年代」にケリをつけた感がより強まっている気がした。エヴァはもうあの閉じた世界のままでほんとうに終わってしまったのだなあと。
現代に生きるシンジくんが急に神木隆之介になっていたのには心底驚いたし「なんで?!(神木くんよくこのお仕事受けたな…?!)(鋼の心臓か…?!)(失礼)」と思ったものだが、逆に(?)「神木隆之介は碇シンジだった」ということが判明したわけなので(?)、これから先、神木くんのご活躍を見る度に「シンジくんこっちでも元気そうに生きていて何より…」と思える喜びはある(???)(そんな矢先神木くんが仲間と会社を立ち上げて独立されたとかって話がニュースになっていたのを見、逞しくて素晴らしいなと思った)。
細かいことだけどシンジくんの記憶の中の風景で90年代っぽい画質(?)だったシーンがあった気がして、ほんとに色々こだわってるんだろうな、やりたいことをやれるだけやり尽くしてるんだろうなと改めて思った。クレジットに「アナログ撮影」のスタッフさんの名前があったので、そのシーンだけわざわざセル画を撮影したんだろうか…。
あと「セリフ演出」というのは具体的にどういう人が何をしてるんだろうか。響きからして既にかっこいい。
本編の内容も然り、エンドロールで流れていくスタッフさんたちの名前を眺めていても「これだけの人間が集まればこれだけのことができる(これだけのものが作れる)のか」という、人間はやはり人間と関わって生きていくものなんだというメッセージみたいなものを感じてつらくなった。
いつも思うことではあるけどアニメづくりってほんとに凄いよなと、めちゃくちゃ壮大な共同作業。やること挙げれば気が遠くなりそうだけど、人間が集まればなんとかやれちゃうんだよという。そしてお互いが影響し合って作品の世界観すら変化するんだよという…。人間って面白(リューク)…。
以下もっと簡単な覚書を箇条書きで。また後々思い出したことなどがあれば追記するかも。
- エ、エッフェル塔〜〜〜〜!
- 相変わらず人間業じゃない映像、全体的に
- トトロとかシュガルンとかオチビサンの主張がつよすぎて笑った。思えばわりと序盤からあの世界はじわじわと「こちら側」に侵食されていたのかもしれない…?
- アニメ史に残りそうなレベルで尻アニメだった。尻の描写に並々ならぬ情熱を感じた。なんかとにかく凄かった。
- シュワキマセリ〜♪
- ちらっと映る電車の車両番号までしっかり見せてくる鉄ヲタ感
- 鷺巣詩郎さんがツイッターにパリで撮り鉄してる庵野さんのお写真などを上げてくださっていてよい
- 画面に何かしら数字が映る度にその意味を考えてしまうオタク…
- スーパー立木(ではない)タイム
- 汗水垂らして働く、共同体で働いて生きる、、、、(いちいちダメージを受けるヒキオタニート
- 「制作」と「製作」の違い
- シンカリオン!
もう鑑賞から1週間ほど経ったのでそろそろ冷静になれてるかなと思ったけどこうやって思い出してブログ書きながらまた泣いてる。世のエヴァファンはこれを機会に成仏したとか卒業したとかっていう穏やかな(?)話を結構目にするけど私はこれからいったいどこの「大人(マジョリティー属健康人間)になりきれない大人が作った夢の世界」に縋っていけばいいんだろう。もしくははやく大人になりたい。愛は是/孤独は非という価値観を素直に受け入れられたらイコール大人になれたことになるのか。
花粉肌荒れ対策2021
今週のお題「花粉」
最近、花粉による肌荒れ対策としてやっていることまとめ。
起床後
- 本気でやばそうな日は寝床から出る前に先ずマスクをする(マスクは枕元の棚に常に入れてある)
- できる限り静かに起き上がり、最小限の動きで(埃を舞い上げないよう気をつけて)ダスキンモップを取り(ダスキンモップは予め寝室を出てすぐのところを定位置にしている)、寝ている間(=長時間人の動きがなかった間)に床に沈んだ花粉などを含むハウスダストを家じゅう拭き取って回る
- 床掃除が済んだら次はハンディモップで床以外(棚やテーブルの上など)のハウスダストを拭き取って回る
- モップについたハウスダストやゴミをクリーナーで除去してモップを片付ける
※ここまでで家じゅうに沈んだハウスダストをあらかた片付けたということにする(プラセボ…) - ここからスキンケア。手を洗う
- 抗ヒスタミン目薬を点眼
- 化粧水を浸したコットンで顔〜デコルテを拭きとり(朝の洗顔代わり)
- 乾燥が気になる日はクリームを重ねづけするなどする
- ビオレUV バリアミーを全顔に丁寧に塗布×2回
リンク - ビオレUV アクアリッチ 光拡散UVを顔以外の露出部分(首〜デコルテ、腕、耳など)で花粉ダメージが気になる(痒みが出る等)箇所に塗布
リンク - 露出してないけど花粉ダメージ気になる箇所(腹や脚など)にワセリンを塗布
- 唇にワセリンを塗布
- 綿棒に薄くワセリンをとり鼻の穴の入口に塗布
- 耳の中まで痒みを感じる日は耳の穴の入口にもワセリンを塗布
- 一度手を洗ってよく拭いて乾燥させてから、手指にクリア-Gを擦り込む
リンク - クリア-Gが乾いたらハンドクリームで手指を保湿
お風呂にて
- 予め脱衣所の床や棚のハウスダストをダスキンモップで除去
- 風呂上がりにすぐに保湿ができるよう保湿グッズ(顔用化粧水、身体用化粧水、ボディミルク、ワセリンなど)を準備
- 脱衣所の出入り口のドアを閉め、換気扇を一時停止する(風呂場と脱衣所の湿度を高く保つため)
- 手や身体を濡らす前にクレンジングオイルでバリアミー・アクアリッチを落とす
- 髪、身体、顔を洗う
お風呂上がり
- 風呂場から出たら時間との勝負、先ず手と顔〜デコルテの水気を軽く拭きとり、化粧水を手で押さえるようにつける(二度づけ)
- 髪をタオルドライしてまとめたら、塗れたままの身体をボディミルクやワセリン、化粧水などでよく保湿する(保湿剤の種類や量はその日の肌の乾燥具合などに合わせる)
- 服を着て部屋に戻り、顔〜デコルテに通常のスキンケア(化粧水→クリーム)
- 抗ヒスタミン目薬を点眼
- 通常のスキンケアの上にさらにワセリンを重ねる
- 唇にワセリンを塗布
- 綿棒に薄くワセリンをとり鼻の穴の入口に塗布
- 柔らかい綿棒で耳の水分を軽く拭きとり、耳の中に痒みを感じる場合は耳の穴の入口にもワセリンを塗布
- ドライヤーで髪を乾かし、化粧水で頭皮を保湿
- ハンドクリームで手指を保湿
寝る前
- 処方薬を飲む(1日1回でOKのもの)
- 寝室の床や棚などのハウスダストをダスキンモップで除去
- 床のゴミをフローリング用コロコロで除去
- 寝具表面のゴミやハウスダストをコロコロで除去
- 加湿器を満水にして起動
- 抗ヒスタミン目薬を点眼
- 歯磨きや水分補給などを済ませたあと、改めてワセリンを顔〜デコルテなど花粉ダメージを受け易い箇所に塗布
- 唇にワセリンを塗布
- 綿棒に薄くワセリンをとり鼻の穴の入口に塗布
- ハンドクリームで手指を保湿
- よく眠る
以上。
そもそもがアレルギー持ちのお肌よわよわ芸人なので大部分は花粉の時期に限らず日常的にやっていることだけど、そこにさらにプラスアルファしないと花粉の時期は本当に肌が下手すると流血沙汰になってしまうので普段以上に気をつける。
基本的には「バリアを足すこと」(今回でいうとバリアミーやクリア-G、塗り方によってはワセリンも)、そしてとにかく「保湿」。一瞬でも乾燥を感じたらもうアウトだと思って色々やっている。
今年はバリアミーのおかげで日に何度もスキンケアをする手間が省けている(起床後に塗ればお風呂に入るまでしっかりバリアしてくれている)(気がする)ので大感謝。
今のところ例年ほどには肌も荒れずに済んでいる、どころかむしろ平時よりも肌の調子がいいくらいなので、バリアミーが本当に凄いかもしれない。ビオレさんに足を向けて寝れない2021年春。
喫茶グッズの話
年が明け、ふと思い立ってティーポットやマグカップをキッチン泡ハイターなど使って漂白してみたら、思っていた以上にピカピカになり、「きみ、最初はこんなにきれいだったんだっけ」と驚いた2021年の元日。
そういえばハーブティーについては前に書いたけど(→ハーブティーという選択肢)、それを淹れるときに使っている道具についてはまだ書いてなかったなと思い、きれいになった道具で心新たにお茶を楽しみながらこの記事を書いている。
昨年、一気に増えた喫茶道具
それまで平気で飲んでいた緑茶や紅茶が本格的に体質に合わなくなってしまったのが一昨年とか昨年あたりだが、そこからぼちぼち代わりとなるお茶を探したりそれに合わせて道具をあれこれ探してみたりと、試行錯誤するのは楽しかった。
道具選びの基準は、色んな意味で「シンプルなものであること」。単純な造り、飽きのこない見た目、手入れのし易さなど、道具って機能や機構が増えれば増えるほど、便利ではあるけどそのぶんメンテナンスが大変になったりするので、突き詰めればシンプルなものが普段づかいには便利なことが多い気がする。
それと、好みの話としてガラス製品やアクリル製品などの透明感のあるものが好きなので、そういったものが選択肢にあれば選ぶことが多かった。
茶葉の保存
ダイソー スクエアシール1100
ハーブティーの記事にも書いた、南阿蘇TEA HOUSEの365DAYS HERB 180gがちょうど(否、やや余裕がある)全量入る大きさで、蓋がピッチリ閉まって、冷蔵庫のなかで邪魔にならない高さ低めのもの、という条件で探して見つけたもの。
365DAYS HERBはパッケージ自体にチャックが付いておりそのまま保存袋として使えるようにはなっているのだが、ブレンドハーブティーなのでそれぞれのハーブの比重の違いでドレッシングみたいに袋の中で分離?してしまい(取説にも「都度スプーンなどでかき混ぜてください」とある)、あの縦長の袋のままではなかなか毎回均一に混ぜて茶葉を掬うということがむつかしいので、開封後はすぐにこの容器に移すことにしている。
冷蔵庫での保存を考えて、匂いなどが移らないように蓋がピッチリ閉まることを重視。
セリア アルミキャップPETキャニスター
ほうじ茶用。容量は失念したが、大きさも形も茶筒っぽいものを選んだ。見た目は瓶のようでかわいいのに軽いし割れにくいので、毎日何回も淹れるお安いほうじ茶の容器にぴったり。
お茶っ葉容器としては密閉性や遮光性などちょっと気にはなる点はあるものの、いっぱいいっぱいに入れた茶葉が数日でなくなる程度には回転が早いので、そこまで神経質にならなくてもいいかなと思っている。
飲みたいときにすぐ飲めるよう、常に電気ケトルの横に置いてある。そういう意味でもラフに扱えるプラスチック素材はポイントが高い。
ただ、プラスチックなので、とくに冬場などは静電気でお茶っ葉のくずが口にくっつき易いのが玉に瑕。
計量スプーン兼除湿剤
セリア 珪藻土スコップ
その名の通り小さなスコップ型の、調味料用の計量スプーン。珪藻土と石膏でできており、湿気を取ってくれるらしいので、除湿剤として先述のダイソーの容器にハーブティーの茶葉と一緒に放り込んでいる。
すりきり1杯がほぼ大さじ1とのことなので、これ1杯でちょうど1回分の茶葉が掬えて便利。
ただ、爪などが当たっただけですぐ欠けたり削れたりしてしまう脆さが玉に瑕。
マグカップ・グラス
無印良品 耐熱ガラス マグカップ 約360ml
後述の、青芳のマグ用ティーインフューザーにぴったり合うサイズのマグカップを探し歩いていて辿り着いたもの。
透明な耐熱ガラスはお茶の色も楽しめるし、冷めればレンチンもできるので便利。
寸胴な形が私の理想に近く、400円しないお手頃価格でガシガシ扱える気楽さがいい。
ダイソー 薄GLASS 520ml
その名の通り薄めのガラスで、とくに冷たい飲み物を飲むときに口当たりがよくて気に入っているグラス。大きさのバリエーションも色々あるので用途に合わせて選べる。憧れの薄ガラスに近いものがダイソーで買えてしまう。凄い。
夏場には水出しのできるハーブティーをこれで淹れてこれで飲む。適量の茶葉をお茶パックに入れ、適量の水と一緒にこのグラスに入れて、ラップして冷蔵庫で一晩放置。翌日ちょうど飲みごろになった冷たい水出しハーブティーをそのまま飲めてとても便利。
水出しハーブティー用に限定しているわけではなく、ふつうにコップとしても使っている。500mlペットボトル1本ぶん丸っと入る大容量なので、ジュースにしても水にしてもお茶にしても何回も注ぎ直さずたっぷり飲めてとても便利。
茶こし
青芳 NEWマグ用ティーインフューザー
ハーブティーを日常的に飲みはじめようとなったときに、家にあった緑茶用の急須では容量が小さくて、どうせなら自分ひとり用の「ストレーナーと蓋付きのガラスのマグカップ」でかわいいものが欲しいなとあれこれ情報を集めた。
KINTOのユニマグ(↓)などは理想に近かったのだが、デザインがあまり好みでない、ストレーナーの目が荒そう、などの理由で一旦保留とした。
ネットで検索してもこれ以上の候補はほとんど見つからず、実店舗も方々探し歩き、理想に近い見た目も機能もシンプルなものって意外とないんだな、とその日は諦めて茶葉のストックだけ買って帰ろう、と南阿蘇ティーハウスに寄ったところ、お会計のときにレジ横に置いてあるのを見つけた、青芳のNEWマグ用ティーインフューザー。
ステンレス製のストレーナーと蓋がセットになっているので、あとはこれに合う耐熱ガラスのマグカップを見つけれは完璧なのでは?という話になり即購入。
今度はこのティーインフューザーを持って雑貨店をあちこち回り、これに合うマグカップを探し歩いて、最終的に先の無印のマグカップに行き着いたのであった。誂えたかのようなぴったり感で大満足。
これのいいところはやはり見た目のシンプルさと、ステンレス製なので茶渋などが着き難く落とし易いところ、蓋つきなのでしっかり茶葉を蒸らせるところ、蓋をひっくり返して置けば茶こし部分の受け皿として使えるところ、深さがしっかりあるので茶葉がジャンピングし易いところ。
ただひとつ残念なのは、ステンレスなのでハーブティーを5分も蒸らしたあとは素手では触れないくらい熱くなってしまうこと。毎回タオルや部屋着の袖口などを駆使してそっと持ち上げねばならず、これはちょっと手間ではある。
そんな理由もあり、後述のティーポットを手に入れて以降はこのティーインフューザーの出番はめっきり減ってしまっている。プロダクトとして気に入ってはいるので、何か適切な利用シーンを考えたいところ。
はかり
タニタ デジタルクッキングスケール KJ-213 (ココナッツホワイト)
南阿蘇ティーハウスのハーブティー、普段用の365なら「1回だいたい大さじ1」くらいのアバウトさでいいのだが、目的別として売られている茶葉はリーフタイプでも1袋が60gとかの小さめ容量で、取説にも「1回ぶん6g」というような具体的な数字で指示されていて、1袋で10杯ぶんかーと思うときっちり毎回計量したいなと思い、購入。
当初は家の台所にあったアナログばかりを拝借していたのだが、1目盛りが5gであまり正確に計れず、1g単位で計れるデジタルばかりで約1000円くらいとお手頃なこのはかりをハーブティー用に買い足した。
しばらく使ってみて、0.1gとか0.5g単位で計れた方がより解り易かったなとは思うものの、とりあえず今のところはこれで十分事足りている。
シンプルなデザインが好き。
ティーポット
曙産業 クリアティーポット L ステンレスメッシュ
最初は透明なガラス製のポットが欲しくて色々見ていたのだが、「お気に入りのガラス製のポットが割れてつらい」みたいなツイートやブログを沢山見掛けて、もしかしたらポットは割れ難い樹脂製のものの方が扱い易くていいのかなと思い直して方向転換。そのうち出会ったのがこのティーポット。
トライタン樹脂でできているので、ガラス並みの透明度、車に轢かれても割れない耐衝撃性、環境ホルモンBPAを含まない安全性を兼ね備えた凄いポットである。
あの、工業の街として有名な新潟県燕三条のメーカーの製品で最初から信頼度もバリ高(ちょっと前にアメトークの家電芸人の回で紹介されていた、電子レンジで12分かけてゆでたまごを作るグッズを出しているのと同じメーカーさん)。
このポットについて調べているときに見つけた衝撃動画(公式)↓
ほんとうに割れないんだな…ということがよく解ったし(?)、自社製品の丈夫さを証明するためにバットで吹っ飛ばすという、ちょっと昭和の香りを感じる演出も微笑ましくて益々心惹かれた。
サイズは散々迷った末にLを選んだ。一度にマグカップ軽く2杯ぶんくらいの量を淹れられるので、たくさん飲む私には有難いサイズ感。
茶こしの仕様も(購入当時は)樹脂製とステンレス製の2種類から選べたので、より茶葉のクズが出づらそうなステンレスを選択(※このブログを書くにあたり曙産業さんのホームページを改めて訪れたら、その後さらにクズ葉を通しづらいポリエステルメッシュストレーナータイプ(↓)が新発売されていることを知ってしまい軽く嫉妬している。しかしいま使っているものから買い替えようにも丈夫すぎて壊れる様子が1ミリもないのでいつになるやらである)。
実際に使ってみると、丈夫さは勿論のこと、透明感や軽さ、熱湯を入れてもぎりぎり触れるくらいまでしか熱くならないこと(=熱伝導率が低い→中身のお茶も冷め難い)、謳い文句どおり注ぎ口の水切れがとてもよく絶対に垂れてこないこと、また茶こしが深めで(ポットの底近くまである)茶葉がよく回るなどいいことづくめ。
特別なご褒美タイム用に、ガラス製のかわいいティーポットでゆっくり丁寧にお茶を楽しむというのもありだろうが、毎日何回も飲むようなお茶を淹れるのにはこの扱い易さが何よりも有難い。
取説に「電子レンジ不可」との記載があったのだが、これは茶こしが金属製だからか?と思い一応問い合わせたら、やはり茶こしを取り外した状態でならレンチンもOKとのご返答を頂いた。
デザインだけで言ったらこのへん↓のポットもかわいいな〜とは思ったのだが、やはり普段づかいとしては扱い易さや洗い易さを優先させたくて却下(けどやっぱりかわいいな〜)。
砂時計
パラデック Flows 砂時計 ベージュ 5分計
よく飲むハーブティーは抽出時間5分のものが多いので、ガラスかアクリル製で、木枠などのないシンプルなデザインの5分計、という条件で探したところ選択肢はほぼこれ一択だった。
当初はiPhoneのタイマーやキッチンタイマーで5分を計って抽出していたのだが、お茶の抽出完了のお知らせって正直そこまできっちりしていなくてもいいというか、普段お茶を淹れながら同時におやつや食事の仕度をしていることも多いので、そんななかタイマーが鳴り響きそれを慌ててとめに行かなければならないのはあまり快適でないというか、カップ麺などと違いたとえ1・2分長めに放置したとしてもそこまで支障はなくて、「今!今です!きっかり5分です!」というタイマー的な知らせ方よりも、ふと目を遣ったときに砂が落ちきっていて「あ、もう5分はじゅうぶんに経過したんだな」ということが解ればそれでいいので、砂時計がぴったりだなと思った。
個人的には「5 min」という字のフォントがあまり好きではないな…というのと、砂の色が同シリーズの15分計のグレーの方が好きだな…というのはあるのだが(好みの問題)、それらも日々使っていくなかで見慣れてきたのか愛着が湧いてきたのかあんまり気にならなくなってきた気がする。
砂時計(勿論これとは別のものだが)は子供のころの宝物のひとつなので、なんとなく懐かしく嬉しい気持ちで毎日眺めている。
はじめの数秒だけ、落ちる砂がガラスの底面に当たってサァーー…と微かな音がするのがとてもいい。
コースター
セリア 吸水コースター
あったかいお茶を飲むときにはそこまでコースターの種類は選ばないのだが、冷たいお茶やジュースを飲むときに水滴で机の上が濡れたり、持ち上げたコップから水滴がポタポタ落ちたり、コップの裏に濡れたコースターがくっついてきたりするのがとても苦手で、何かいい手はないものかと考えていたときに見つけたもの。
表面はセラミック製で、水滴が即座に吸いとられて乾いていくので、机どころかコースターもほとんど濡れないし、持ち上げたコップから水滴が滴り落ちることもない。勿論コップの裏にくっついてくることもない。
裏面はコルクになっているので、テーブルに置くときもいやな音がしたり傷がついたりすることもない。
布コースターなどと違い、冷たい飲み物を置いていたら机の板が冷えて後々そこだけ結露するようなこともないし、熱いものを置くと跡が残ってしまうようなテーブル板もこれがあれば無傷のまま。
我が家では家族の人数ぶん以上の枚数を常備して、各自の飲み物は勿論、冷蔵庫から出したばかりの調味料などの一時置きなどとしても活用している。
丈夫で割れる気配もまったくなくて、ほんとにこれが100円でいいんですか…?という気持ちになる感動アイテム。
ちなみに(購入当時は)四角タイプと丸タイプの2種類があり、四角タイプは隅に謎の英文が彫ってあるデザインで丸タイプは完全無地だったので丸タイプを選んだ。
iPhoneのメモ
ほうじ茶は茶葉も湯量も目分量、抽出時間も約30秒でいいので必要ないのだが、ハーブティーは茶葉によって1回に淹れる茶葉の量や湯量、抽出時間がそれぞれ違うので、毎回それぞれのパッケージ裏の取説を参照するのも面倒で、iPhoneのメモ帳に対応表を作り、それを見て淹れている。しかしこれについてはなんかもうちょっと上手いやり方はないものかと模索しているところ。
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- [午前十時の映画祭 10] ウエスト・サイド物語
- [午前十時の映画祭 10] ショーシャンクの空に
- カイジ ファイナルゲーム
- [午前十時の映画祭 10] ダンス・ウィズ・ウルブズ
- [午前十時の映画祭 10] アラビアのロレンス 完全版
- [午前十時の映画祭 10] 七人の侍 4Kデジタルリマスター版
- [午前十時の映画祭 10] 大脱走
- [午前十時の映画祭 10] バック・トゥ・ザ・フューチャー / PART2 / PART3
- ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 (吹き替え)
- 俺たちに明日はない
- AKIRA (4K)
- エデンの東
- ドクター・ドリトル (吹き替え)
- 風の谷のナウシカ
- 千と千尋の神隠し
- TENET (字幕)
- 魔女がいっぱい (字幕)
- ワンダーウーマン 1984 (字幕)
- 反省
「映画」の話
気づいたらもう何年も家から出ていなかったのだが、ここ数年、母に連れ出されて1ヶ月に数度は外出をするようになった。
そのきっかけになったのが映画で、もっと言うと「午前十時の映画祭」という企画だった。
簡単に説明すると、毎日朝の10時からの1回だけ映画館で往年の名作を上映するという企画で、しかもふつうの新作映画よりもちょっとお安く観れる(2019年度の第10回では一般1100円)。
あるときこの企画を知った母が私を誘ってくれたのだった。
「映画」というものは、別に好きでも嫌いでもなく、興味のある特定の作品が公開されれば年に数回映画館に行って観る程度のものだったが、しかし常にその程度の興味だったので、誰もがタイトルを知っているような名作や傑作と呼ばれている作品すらほとんど観たことがなかった。
漫画やアニメやドラマなどは好きで毎日のように読んだり観たりするが、しかしそのなかで名作映画のパロディなどが行われていても気づけない、元ネタが解らないという淋しさや悔しさはずっとどこかにあった。
そうした名作映画を、デジタルリマスター版で、しかも映画館のスクリーンで観ることができると聞いて、興味が湧いて行ってみることにした。
「午前十時の映画祭」自体は2010年からもう10年も続いている企画らしいのだが、私たちがその存在を知ったのは2018年の夏ごろで、そのときちょうど母が好きな『雨に唄えば』をやっていて、これを一緒に観に行ってみようと誘われたのが初めだった気がする。
その後、2018年度の「午前十時の映画祭 9」の上映作品は母の興味や私の体調に合わせて観たり観なかったりしたが、2019年度の「午前十時の映画祭 10」では、ほぼ全作品完走した。
名作といえど観ようと思えばいつでも観れるからなあというような考えがどこかにあって、そのせいでなかなか手が出ないのだが、「映画館で」「期間限定で」上映されるというきっかけと制約があることで、個人的にはとてもハードルが下がる(一度積んでしまった本やDVDや録画に一生手が出ない性格…)。
永く名作と呼ばれている映画は当たり前に素晴らしくて、どれも歴史に名を残しているだけの迫力や楽しさがあった。
おかげで映画というもの自体にも興味が出て、最近では金曜ロードショーなどテレビで映画が放送されているときも気になって観てみることが増えた。
そして、好きな漫画やドラマなどで「あっこれはあの映画のネタだ」と思えることが増えたのも嬉しいし、あとはCMやバラエティなどで聞こえてくる音楽に「あの映画の曲だ!」とびっくりすることも増え、音楽に「映画音楽」という一大ジャンルがあることにも改めて納得した(あと、Eテレ2355のトビーの「映画音楽の夕べ」のコーナーに知ってる曲が増えたのもちょっと嬉しい)。
ちなみに2019年度の「午前十時の映画祭 10」は「ファイナル」と冠されており、コストなどの関係で企画終了するとのことで淋しく思っていたのだが、なんと2021年4月から「午前十時の映画祭 11」が新たに始まるらしい(映画祭10の最後の作品『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』の上映が終わったあと、劇場がなかなか明転せず「?」と思って待っていたら、スクリーンに「予告」の文字とともに来年の映画祭11開催のお知らせが出たときは思わず拍手してしまった)!有難い。
ことし映画館で観た映画とその感想
そんなわけで、去年から今年にかけて「午前十時の映画祭 10」で観た映画と、あとそれ以外にも今年中に映画館で観た映画と、そのちょっとした感想の記録。
[午前十時の映画祭 10] 未知との遭遇 ファイナル・カット版
2時間強ずっとハラハラしていた。次の『JAWS』はぜったいにあらすじを予習してから観るぞと誓った。色んなSFの元ネタこれかー!となった。宇宙人の姿は見えないまま終わってくれた方が好みだったけど、「まじで行ってしまうの…??!」という不安や憤りがあのちょっと仲良さそうな様子で緩和されたのでよかったのかもしれない。「音」が重要になってくる作品なだけに映画館の音響で観れてよかった。
名探偵コナン 紺青の拳
京極さん無双〜〜。オリジナルキャラクター(CV: 河北麻友子さん)の人が髪型が私とそっくりで母と笑った。CV: 梶裕貴キャラが登場した瞬間に犯人この人かーとなるサスペンスあるある。ゼロシコにしても今作にしても、ガマンぎりぎりライン(デザインあ)的な感じでラスト15分とかにぶち込むだけぶち込んでくるからカタルシス的なものが凄くて凄い(?)。隣で観ていた母がブチ上がりシーンの連続に堪え切れなくなったらしく声を殺しながら私の腿を掴んできたのは笑ってしまった。
[午前十時の映画祭 10] JAWS/ジョーズ
言わずと知れた。。ついに。。という気持ちで観た。ちゃんとあらすじを予習してから観たので概ね落ち着いて観れたが、いきなり死体が浮いてくるシーンで母がビビり散らし、ウワッと声を出して手を掴んできたのにしぬほどびっくりした。ホラー系苦手なのでめちゃくちゃ怖かったが流石に時代的な粗さを感じ、ラストの攻防戦なんかは、『死霊のはらわた』で爆笑すると言う人の気持ちが少し解った気がした。有名なシーンの連続であれもこれも「知ってる…!」という感じだったが意外とサメシーン以外は「人間ドラマ」でハラハラさせてくる感じで面白かった。こっそりサメを解剖するシーンが好き。
[午前十時の映画祭 10] E.T.
多分初見。その後今年の金ローでも観た。『未知との遭遇』を踏まえたうえでめちゃくちゃ凄い映画だな…となった。最初は小突きあってた子たちが意外と最後には自転車で爆走して助けてくれるのがよかった(爆走はハラハラしたけど)。子供だとあんなにあっさり宇宙人の存在を受け入れられるのかなという大人の淋しさのようなものも感じつつ。鍵チャリチャリ鳴らして歩く大人の怖さが凄かったけど話の通じる人でよかった。車で逃げながらビニールの通路?を外すシーンが好き。
[午前十時の映画祭 10] ゴッドファーザー
あの有名な曲が使われてるの意外とこんなシーンだったんだ、という驚きがあった。アニメの『91Days』を思い出した。物騒な話はわりと好きなので面白かった。トラウマ案件のベッドの馬の頭、wikiによるとドッグフード工場から本物の馬の頭と血を貰ってきて撮影したとかでマジもんのトラウマ案件だった。俳優さんって凄い…。実は三部作らしいのでいつか2と3も観ねば。
[午前十時の映画祭 10] 風と共に去りぬ
映画で途中に休憩が挟まるの初体験だった(演劇とかだけかと思っていた)。4時間を感じさせないテンポのよさが凄い。1939年公開とのことで2019年時点で80周年という衝撃。これが戦前の作品なのか…USAまじでつよい…という感じだった。有名な台詞「Tomorrow is another day」は「明日に望みを託して…」のような訳になっていて、訳者さんどなただったか忘れたけどやはり映画にしろ本にしろ訳す人によって随分雰囲気が変わるなあと思った。個人的にはGS美神のパロディ回を思い出したが、wiki情報によるとメイン3人の関係性がドキンちゃん・ばいきんまん・しょくぱんまんの下地になっているらしくて偉大な作品というのは意識していなくてもいつの間にかその片鱗に触れているものなのだなと改めて感動。メラニーさんが思ったよりたくましくてよかった。観た1ヶ月後くらいにドラマ『凪のお暇』のなかで凪ちゃんのアパートの大家さんがこの映画を観ているシーンがあって嬉しかった。
[午前十時の映画祭 10] 八甲田山 4Kデジタルリマスター版
死亡フラグの玉手箱。愚策に次ぐ愚策、しんどみの嵐、自然の脅威、極限状況下での魂のBL(?)。観るまでは戦地での話だと勝手に思っていたのだがまさかの訓練時の話で余計に…ほんとにただの犬死に…。キャラクターたちは勿論のことキャストさんスタッフさんのご苦労を思うと胃が痛かった。心なしか膝も痛かった(冷えで…)(観たときは夏だったのに…)(冬じゃなくてよかった…)。むしろあの壮絶な映像をどうやって撮ったのか謎すぎる、雪崩のシーンとか。推しキャラ的な話をするとしたら加山雄三さんの役が好きだったふつうに…あの映画にあって唯一の心の救いというか…。観てる間は気づかなかったけどエンドロールで下條アトムさんや金尾哲夫さんなどのお名前を見つけて驚いた。人間は極限の寒さの下ではむしろ脱ぐということを学んだ(「矛盾脱衣」というらしい)。♪雪〜の進軍 氷を踏んで〜…
[午前十時の映画祭 10] 日本のいちばん長い日 4Kデジタルリマスター版
こちらもまたしんどい話、覚悟はしていたものの、できれば観たくなかったけど観なければいけないという気もした。ほんの75年前に本当にあったことだというのが信じられないような気もするけどひとりひとりの思惑とかはなんともリアルで…。「戦争」とか「終戦」とか一言で片付けてしまうとひとつの歴史上の出来事で終わってしまうけど全てはひとりひとりの人間のやったことが積み重なった結果なんだなという当たり前のことを改めて思った。世の中意外とほんとにこういうこ感じで動いてるんだろうなあと思うと虚しくもなったり。現代に生きている庶民としてはとにかく「この瞬間にも無駄な犠牲が出てるんだから、なんでもいいからはやく終結させて(泣)」という気持ちでハラハラして観ていた…。
[午前十時の映画祭 10] ブルース・ブラザース
小さいころにテレビかビデオで家族と観た記憶があったけどあんまり記憶になくてほぼ初見に近い状態。前回までしんどい映画が続いた反動もありとても楽しかった。キャラクターが全員最高。私は詳しくは知らないけど音楽界のスーパースターたちの演奏や歌の圧巻の上手さも。ツイッギーとスティーブンスピルバーグにもびっくり。いちいち過剰に派手な演出がおかしくてたくさん笑った。教会で天啓を受けるシーンと高級レストランでエビ食べてるシーンがとくに好き。むしろあらゆるシーンが好き。母のお気に入りらしく上映期間の2週間の間に2回観て、さらに2回目を観た帰りにディレクターズカット版のDVDを買って帰ってその日のうちに観た。ディレクターズカット版だとエルウッドが接着剤を持ってた理由がはっきりするのと、ジェイクだけじゃなくエルウッドのサングラス外した顔も見れてまたよかった。
アラジン (吹き替え)
小さいころにライオンキングのアニメを観てトラウマになりそれ以来ずっとディズニーを避けて生きてきたんだけど、母が山ちゃんのジーニーが気になるということで観た。なので私にとっては(意識的に)ディズニー作品を観たという意味では図らずもディズニーセカンドバージン的な作品となった(前年の午前十時の〜で『メリー・ポピンズ』は観たが、エンドロールまでディズニー作品とは知らなかった)。笑いあり涙あり勧善懲悪ハッピーエンドで映像も音楽も凄くて流石夢の国を作っている会社だ、、となった。ジャスミンちゃんが好き。山ちゃん×ウィルスミスのジーニーはずるい。
[午前十時の映画祭 10] 愛と青春の旅だち
ちょくちょく「本当にそれでいいのか?!」という感情になりつつも最後はまあ2人がそれでいいならよかったね…という気持ちで終わった(いい意味で)。軍曹さんが好きだし最後軍曹さんのあの厳しさが完全なる演技(?)と説明してくれるシーンがあったのもよかった、主人公が成長して状況を俯瞰で見れるようになったということの現れでもあるんだろうし。でもこの映画の個人的な一番の見どころは若きホレイショ(を演じているデヴィッドカルーソさん)(CSI:マイアミの)がご出演されている点…!!しかしそれは鑑賞後に知ったことで観ている間は気づけず…!!私の目は節穴か…!!!!ぜひもう1回観てホレイショを確認したい。。
[午前十時の映画祭 10] ニュー・シネマ・パラダイス
その昔当時付き合っていた人にうんちく囁かれながら完全版のDVDを観せられたという経験がありあまりいい印象を抱いてなかったもののふつうに1本の映画として素直に観たらふつうにめちゃくちゃいい映画だった。私そういうとこあるのよくないよなと思う。
[午前十時の映画祭 10] ローマの休日
オードリーヘップバーンのかわいさ。。ラストの潔さが意外だったけどまあ王女様だし仕方ないのか…ということで納得した。あの2人がおじいちゃんおばあちゃんになったときにまた何かのきっかけで再会するとかあってほしい。2人もかわいくて風景もかわいくてずっと目が幸せだったなー。
[午前十時の映画祭 10] 砂の器
終始「緒形拳どこに出てる…?」と思いながら観てたらまさかの三木役。私が観たことある砂の器は田村正和のドラマ版で父親は精神の病という設定だったから恥ずかしながらハンセン病がテーマとは今回映画を観る直前(予習する)まで知らず、久しぶりに重い映画だった、病気と群衆の心理と個人というのはほんとに何世紀時間が流れても変わらないのかなと思った、むつかしいな、
[午前十時の映画祭 10] ベニスに死す
小悪魔美少年が小悪魔美少年すぎてやばかったし最初から最後まで理性を大事にしようとしては妄想ばかりして現実には何も行動を起こせないまま醜く老いてしぬ老人が「私じゃん、、、、」となりしんどかった…。「老人ほど不純なものはない」という台詞が突き刺さった、胸に刻んで生きたい…。でもどうせ私もこの先何もできなくて妄想ばっかりして現実には何も行動できないまま醜く老いてしぬに違いなくてしんどい…。あんな現実離れした美しい少年を描いておきながら(老人視点の)世界はとても現実的で醜くて…。逆に美少年視点のベニスの街が見てみたいと思った、若く美しい彼の目にはあのベニスや老人がどう映っていたのか…。只管しんどい話だったけど自分もしぬ前に一度くらいはああいう鮮烈な体験をしてみたいなとも思った。
[午前十時の映画祭 10] スティング
ずっとお洒落。キャラクターも映像も音楽も演出も。とても好き。奇をてらわないというかこちらが期待している通りに進んでくれるシナリオで過不足なくずっと最高って感じ。賢いイケおじは無敵。黄金伝説のあの曲(『ジ・エンターテイナー』)、こんなお洒落な映画の劇伴だったのか!という驚き。
JOKER
子供のころアニメバットマンで青野武ジョーカーの夢女になってからというものずっと好きなジョーカーが主人公の映画ということで楽しみにしていた作品。世間的にも大流行してて嬉しかった。ホアキンジョーカー、なんというか私の理想の青野武ジョーカーを5000%美化して実写化しましたみたいな感じだったので「最強の二次創作」みたいな心持ちで観れて最高だった。青野武ジョーカーはもう半分妖怪というかこの世のものではないような存在だと(とくに幼少期の私は本気で)思っていたので今回のホアキンジョーカーの「彼も最初はふつうの人間だったんだよ」という描き方は「そういう考え方もあるのか」的受け止め方になってしまった(それが良いとか悪いとかではなく)。ツイッターで「これはジョーカー本人によるプロパガンダ映画」と言ってる人がいてめちゃくちゃ「それだ!!!!」となった。ブルース少年が遊具のポールを伝って降りてくるとかの細かい演出もよかった。それはそれとしてホアキンジョーカーかっこよすぎたので観てる間はずっと素直に「最高〜〜〜〜!!」と心のなかでうちわとペンラを振っていた。狂いかけのイケオジは至高…。
[午前十時の映画祭 10] レオン 完全版
予習をできないまま観てしまったんだけど途中からずっと「ジャンレノしんでくれ〜〜〜〜(きらいだからしんでほしいとかじゃなくて物語的にきれいなオチをつけるためにという意味で)」と思いながら観てたので最後マチルダの家族の仇であるDEAの極悪捜査官と心中したときは「やった〜〜〜〜〜〜!!!」となった(?)。納得のラスト。多分あれは自分が十代のころとかに観てたらレオンとマチルダの2人で生き残って一緒になってほしいとかも思ったのかもしれないが大人になった今が初見だったのでもうずっとレオンしんでくれとしか思えなかったな、十代の自分に観てみてほしい。とはいえドドドド小心者なのでレオンが追い詰められていくシーンはずっっっと耳に聞こえるくらい心臓バクバクしてたし手に汗握ってた。1ミリくらいはレオン生き残ってほしかったなという気持ちもあった。でもレオンはレオンでストレスで10円ハゲ作りながら毎日片目開けてないと眠れずそこまでして人を殺して稼いでも金はほとんど元締めに奪われという生活に終止符を打ちつつ誰かのために生ききることができたのはよかったなと思う。この先マチルダにはレオンの分までまっとうに生きてほしいなと思うけどきっとあのままだったら闇の道に進んでしまうんだろうなあという気も…この先また誰かしら大切な人との出会いがあれば未来も変わるのかもしれないけど…。あとマチルダ父がクズすぎて胸クソだったし笑った、本能に任せてセックスしてないでさっさと嫁と子供だけでも逃がすなりしてくれ、、(そこ)そしてこの映画でDEAという組織の印象が最悪になった(笑)
[午前十時の映画祭 10] テルマ&ルイーズ
ラストを観て「Driver's Highだ!!」となった(ドL)。テルマさんが旦那の「Hello」の声のトーンで全てを悟り電話ガチャ切りするシーンは爆笑。テルマさんがどんどんたくましくなっていくのは見てて気持ちよかったけどそのせいでどんどん取り返しのつかない方向に突き進んでいくので手放しで喜べない感。主演のおふたりもかわいいしきれいだし若き日のブラッドピットもセクシーだった。Driver's Highなオチも個人的には完璧だったしいい映画だった。ただルイーズさんのことをずっと気にかけてた刑事さんの存在が切ないのと、ルイーズさんの過去に何があったのかを思うとまあまあしんどい。
[午前十時の映画祭 10] サウンド・オブ・ミュージック
過去にテレビとかDVDで観たことがあったのでいつもの予習もせずに観たんだけどオチをはっきり覚えてなくてこんなとこで終わるんだっけ…?となった。記憶のなかでは単に音楽が素敵で只管ハッピーな映画だったがそんなことはなくて結構しんどかった。そしてマリアさんと子供たちが仲良くなっていく過程や子供たちのかわいさなどが尊すぎてわりと前半ずっと泣いてた気がする、こんなに泣ける映画だったっけ…。その後トラップ家の皆さんはちゃんと亡命できたのか気になる。あと未亡人の伯爵夫人が若干不憫だった、トラップさん顔がいいからってずるいよね…(?)。ご婦人が飲んでたピンクレモネードに憧れて調べてみたら「ピンクレモネードは実はアメリカ的な飲み物であって、あれはオーストリアが舞台の映画なのに製作はアメリカというのを踏まえたアメリカンジョーク」というようなことを知って笑った。3時間近い結構な長尺映画ということもこのとき初めて知る。それほど時間が気にならない、ずっと面白い。風と共に去りぬ以来の、映画の最中に休憩時間が挟まる貴重な体験再び。あとやっぱり人気が高いのかたまたまタイミングが合ってたのかは解らないが、平日の朝10時にも拘らずいつもよりお客さんが多かった気がする。撮影期間が長かったんだろうなあというのをトラップ家の子供たちがシーンによって全然身長が違うというところで感じた、真ん中の女の子とかめちゃくちゃ背伸びてなかった…?(気のせいか…?)
[午前十時の映画祭 10] ウエスト・サイド物語
オープニングがなんだか凄まじかった。ちょっと耳に痛いくらいの音楽と、結構な時間真っ赤な画面。これいつまで続くの…?何が始まろうとしてるの…?とちょっと思ってしまった。ロミオとジュリエットが下地になっているらしいが、なんか物凄いストーリーだったなという印象が残っている。『トゥナイト』のシーン素敵だったな。
[午前十時の映画祭 10] ショーシャンクの空に
改めて、映画って劇伴がかなりのウエイトを占めるんだなというようなことを感じた。アンディさんが脱獄して雨のなかガッツポーズするシーンまでの一連は本当に手に汗握ってドキドキしたし、完璧すぎる根回しとかには胸のすく思いだった。何にしても知識や知恵というのは大事だんだなあと…せっかく高卒資格とったお兄さんは残念すぎた…。私のなかでなぜか『ショーシャンクの空に』と『戦場のピアニスト』(未見)か何かがごっちゃになってるようなとこがあるのかずっとぼんやり戦争映画だと思ってたんだけど観る前に予習したらふつうに現代劇でしかも脱獄劇ということでびっくりしてしまった。レッド役のモーガンフリーマンは安定のイケオジ。午前十時の映画祭で上映される外画は字幕版なんだけどwikiで吹替えキャストを確認したら戦慄した、やばすぎる豪華メンバー、吹替えも観たすぎる。獄中でのレイプというのはCSI:マイアミでも見たけど本当にあるんだろうか、理不尽の極みという感じ、あるからこそああして描かれるのだろうか…。原作はスティーブンキングというのも驚いた、ホラーの人というイメージが強すぎて、でも調べたらスタンドバイミーとかグリーンマイルの原作もこの人らしくてマジモンの世界的大作家…と慄く。そしてショーシャンク、原作のタイトルは『刑務所のリタ・ヘイワース Rita Hayworth and Shawshank Redemption』らしくてまためちゃくちゃお洒落だなあ…。あれ以降刑務所の壁にポスター貼るの禁止になったりとかしてそうだなと思ったらちょっと笑える。アンディーが偶然角部屋だったというのは出来すぎ感あるけど別に角部屋じゃなくても壁ぶち抜いて脱走したんだろうな彼は。本当に、知識は見えない武器だ。レッドがアンディーの残した手紙のこと思い出してくれたのもめちゃくちゃ嬉しかったし、終わり方もお洒落だった、海辺で上空にどんどん引いていくカメラの画、の開放感。ドローンのない時代にああいうのはどう撮るんだろう、ヘリコプターとか?
カイジ ファイナルゲーム
カイジの実写映画シリーズは1も2も観ていてわりと好きだったのでその流れでファイナルゲームも。公開されるなりネットの民にはかなり酷評されてたけど…。個人的には(たしかに1や2と比べたら物足りない感じもあったけど)ふつうに面白かった、というかずっとニコニコして観てられた、安定のカイジ実写映画だった。でもやっぱり私は伊勢谷さんが一条を演じていた2が好き、あれはほんとに最高すぎた。アニメの浪川一条も好き。
[午前十時の映画祭 10] ダンス・ウィズ・ウルブズ
色々と思うところのある作品だった、けどもう何ってとにかくあのバッファローのシーンをどうやって撮影したのかが気になってしまって。本当に映画館で息を飲んだ。あれは撮影中に死人とかは出なかったんだろうか…。蹴る鳥の人が『チャーリーとチョコレート工場』のウンパルンパに似ていた。風になびく髪さんの顔がよかった。
[午前十時の映画祭 10] アラビアのロレンス 完全版
また途中休憩ありで、長尺で壮大な話だった。この時代の映画は休憩を挟むのがわりと一般的だったんだろうか。冒頭いきなり主人公の死から始まってびっくり。イケイケな時期から段々よくない方向に流れていき散々な目に遭って時代の流れに置き去りにされるまでが壮絶。あと八甲田山に続き魂のBLを感じた。服の下の拷問の跡を痛がりながらも隠すロレンスさんが見ててつらくて鮮明に記憶に残っている…。
[午前十時の映画祭 10] 七人の侍 4Kデジタルリマスター版
やはりこの手の、色んな個性を持った色んな分野のエキスパートがひとつの目的のために集って協力して何かを達成するという流れは最高にワクワクするし爽快で好き。だけどその過程で仲間が亡くなってしまうのはつらい…。最終的に「負け戦」なのがなんとも渋いというかなんというか、結局庶民の根性が最強なのかもねというオチの付け方はきらいじゃない。
[午前十時の映画祭 10] 大脱走
『刑事コロンボ』(大好きなドラマ)のワイン回の犯人おじさんがいる!!!!となった(多分『大脱走』に出てるからこそのコロンボへのゲスト出演なんだろうけど)。学生時代に三谷幸喜がベタ褒めしてるのを聞き(合唱で作業の音を誤魔化すシーンがとくにいいみたいな話だった気がする)、DVDをレンタルして友人たちと鑑賞会をやったのがわりと記憶に残っていて、ラスト付近で脱走に失敗して捕まった人たちが野原で容赦なく撃ち殺されるシーンがつらいんだよなあ…と構えて観ていたけど、独房王の人が生き残ったこととか数名は脱走に成功したことなんかは忘れていたので今回観終わったときに改めて「よかった。。」と思った。内容とは関係ないけどこの日、新作映画の予告が終わって本編が始まる5秒前くらいのタイミングで学ランにでっかいリュックを背負った男子高校生がスッと入ってきてスッと席に着いてるのを目撃してしまって「え、エモ、、学校サボって往年の名作を観に、、?」となった思い出。
[午前十時の映画祭 10] バック・トゥ・ザ・フューチャー / PART2 / PART3
既に何度か観ている作品だったが字幕版も映画館で観るのも初めてだったので新しい発見などもあり嬉し楽し。1のカルヴァンクラインのネタとかは小さいころはなんのことか全然解らなかったし、2はFujitsuさんとかマーティンがちょこっと日本語喋ったりビフの取り巻きのうちの1人のズボンに謎に「大奥」って書いてあったりに気づけて面白かった。クリントイーストウッドの『荒野の用心棒』もいつか観てみたい。この数ヶ月後に金ローで吹き替え版が放送されてそれも観た。何回観ても隙のない面白さに感動する。
ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 (吹き替え)
ちょうどこのころドラマ『GOTHAM』にハマって観てたりしたので思えばDC漬けの春だった。総じてエンタメが凄くて体感30分。みんなかっこよくてかっこよくて…。原題が『Birds of Prey』だからなのかハーレイちゃんたちがテレビでトゥイーティーの出てるアニメ観てて興奮した(WBアニメで育ったので…)。迷いに迷って吹き替えで観たけど結果好きな声優さんたくさん出てて最高だった。ハーレイちゃんの「私、失敗しないので」という台詞は恐らくドラマ『ドクターX』のパロディなんだろうけど原語では何て言ってるんだろうな。カサンドラちゃんがジョーカーのことを知らないと言っているのを見て思わず「第七世代だ…!!(?)」と思ってしまった。彼女がアパートの階段で両親の喧嘩やり過ごしてたシーンはちょっと『レオン』を思い出したりした。子供ってある意味とてもたくましい、落書きだらけのギプス最高だった。でもあのスリの技術とか素で下剤が効かないあたりはやはりゴッサムの申し子すぎて笑った。わざわざスプリンクラーが壊れるという設定を用意してまで水濡れアクションをやるのはやっぱり画的にかっこいいからなんだろうか、日本の特撮でもよくあるよね水濡れアクション。全体的に戦闘アクションかっこよすぎて自分もなんか格闘技やりたくなるような勢いがあった。そのわりに最後の最後ブラックマスクが爆発四散したときの皆さんの「死んだ?」「うん」みたいなあっさりしたやりとりが最高すぎた、目の前で強敵人間が爆死した直後にさらっとブリトーでも食いに行こうかってなるあの感じ(最高)。ハントレスさんのお育ちのよさが隠しきれないのも最高すぎた、これからゴッサムでハントレスとして生きていくにしてもあのままでいてほしい。今回はバットマンもジョーカーも登場しないので比較的治安のいいゴッサムシティだった気がする(感覚麻痺)。でもエンドロールが終わって真っ暗な画面だけが出ている状態でハーレイちゃんがバットマンの秘密を暴露しようとしたら音声が途中でブツ切れたのだけはバットマンの仕事だったのではないかと思った(遊び心最高)。
俺たちに明日はない
午前十時の〜ではないんだけど、このころ新コロの影響で映画作品の公開延期が相次いでいて過去上映作の再上映みたいなことをやっていて、この作品もタイトルだけは知っているけど観たことがなかったので観てみることに。でも前日ネットでチケット予約してたのにまさかの電車の遅延で冒頭10分くらいを見逃すという…いつかリベンジしたい作品になってしまった悔しい…。映画は面白かった、けど、あのラスト。。でもあの2人にとってはあれがある意味ハッピーエンドなのかもしれない。。しかしエンドロールや音楽すら流れないあの潔さ。その流れで、最後に出たWBのロゴもモノトーンでいつもと比べてなんとなく大人しくて笑ってしまった。wikiによるとWB側は当初B級映画のつもりだったからプロデューサーに最低賃金の代わりに利益の40%を支払うという条件を出していて、それで大ヒットしてプロデューサーはひと財産築いたという話があったらしくて面白い。実は『俺たちに明日はない』と『Bonnie and Clyde』が同じ映画であることすら初めて知ったくらいのレベルの私でもそれでもボニーとクライドのことは知っているちょう有名カップル、実在したというのが凄い。意外とシリアスなシーンとかでも劇伴が明るめのカントリーミュージック?なのが不思議だったけど、あの終わり方といい、実話が元ネタということでそこまで悲壮感とかを醸さないように敢えてしてるのだろうか。音楽はチャールズストラウスさん、『アニー』の『トゥモロー』の作曲家の方らしい。字幕だから仕方ないんだろうけど「若い女はフェイスパウダー、嫁入りした女はベーキングパウダー」みたいな小洒落台詞が単に「化粧/料理」みたいな訳になってたり、ドクペは「ジュース」と訳されてたりでちょっと惜しさが、調べたら吹き替え版(これがまた豪華キャスト…)もあるみたいなのでそっちも観てみたいな、冒頭10分見逃してるし(根に持つ)。そして『大脱走』に続き、ボニー役のフェイダナウェイさんはコロンボの犯人役の人!なんとポワロやCSIにもご出演されているらしい。しかし観てる間は全然気づかず、、そういう意味でももう1回観たい。BTTFのマイケルJフォックスさんは今作のモス役のマイケルJポラードさんに憧れてミドルネームのイニシャルをJにしたという話もあるらしく、色々繋がってるんだなあと感慨深い。
AKIRA (4K)
\さんをつけろよデコ助野郎〜〜!/(うちわ) こんなにも有名なアニメ映画作品だけどなんと初見。やっと、ついに、という感じ。4K上映ありがとう。なんかもうあれもこれもそれも既視感で、たいへんな作品を履修できた喜び。岩田さんと佐々木望さんのお声が若くて。。石田太郎さん(コロンボ)もいらしたりキャストも豪華で。。音楽がとても独特で大勢の人間の声がふんだんに使われてるのが怖かった。あらすじの予習はしていたもののなんか凄いものを観てしまったなという読後感で、この日は一晩じゅう考察ブログを読んでそれでやっとなんとなく腑に落ちた感じだった。天才が行き着くのって結局いつも宇宙の始まりの話なのかな、そして宇宙の始まりを人間が描こうとすると「ミクロ⇄マクロ」や「始まり⇄終わり」とかっていう循環に持ってくしかないのかなという、原作読んだらまた違うことが描かれているのかもしれんが。アニメーションがとにかく凄いという事前情報を得たうえで観てしまったのでそこはふむ、という感じだったんだけどでも80年代に手描きであれをやっていると考えるとたしかにめちゃくちゃ大変なことなんだろうなと思った、でもたまに(モブの眉毛とかだった気がする)セルの塗り忘れとかを見つけてノスタルジー。劇伴も怖かったし、思ったより暴力描写がリアルでPG12が納得だった、超能力パートよりもバイクで腕轢いちゃうのとかが衝撃だった、あれをアニメーションでやろうってのが凄い、リアルを超えたリアリティ…。スタッフロールやら冒頭の状況説明文やらが頑なに英語オンリーだったのはあれは当時から全世界公開予定だったからとかいうことなのかこだわりなのか。地下施設に降りてく線路を走る三角形?台形?っぽい箱の乗り物とか、胎児に還るのとか、腕が消えて別の何かで補うのとか、パイプが千切れてうねるやつとか、球体の装甲(?)が徐々に剥かれてくやつとか、とか、とか、なんかもうほんとに色々「これ○○で見たやつ!」の連続で、古典文学を読んだかのような気持ち、教養としてのAKIRA。意識的にパロったりということも勿論あるだろうしこれだけ大きな作品となると本人も知らず知らずのうちに影響受けてるパターンもあるのかもしれないし(母語習得みたいな)、もしかしたら天才には一様に同じものが見えているということなのかもしれないし、表現が被るのって興味深い。でも冷静になればなるほど鉄雄(とナンバーズの子たち)がかわいそうだなと思ってしまう軟弱な現代人…。望んでもいないのに超能力を手に入れてしまってあんなことに…。未来の東京の話なのに昭和感が凄いと感じたのは描かれている日本人の熱量が凄かったからだろうなと思った、同じ状況になったとしてもリアル2020の日本人があんな風になるところが想像できない。学生運動とかの話もいま聞くと日本の話というのが信じられないもんな…。あと未来を描いたSF作品として作者の発想が天才なのは間違いないけどBTTFにしてもスマホとかインターネットのことが予見されてないのが意外というか、天才の想像を超えていくリアル人類…。一瞬、春木屋の店長か誰かがスマホっぽいものを手に持ってるときがあって「まさか!???!」となったけど流石にリモコンだった。インターネットの発明ってほんとに凄い(改めて)。
エデンの東
どうしても『東のエデン』とごっちゃになってしまうオタク…。淡々としんどい映画だった。お兄さんはあれでよかったのだろうか。wikiによると吹き替えが安定の大好きメンバー(野沢那智とか富山敬とか石田太郎とか青野武とか)(敬称略)だったので吹き替え版も観たいな。
ドクター・ドリトル (吹き替え)
藤原啓治さんの遺作ということでどうしても吹き替えで観たくて。他のキャストも豪華で楽しかった。本編も文句なしのエンタメというか真っ当な児童文学実写化作品という感じでよかった。啓治さんのこともあったし、それとああいう物語に触れるとやっぱりどうしても「世界はこんなに素晴らしいのに私ときたら…」という感情になってしまい泣いた。やっぱり啓治さんの「〜〜だろう、少年?」系の台詞は最高だなあと、飄々としていながら信頼のおける大人感。
風の谷のナウシカ
ナウシカは多分漫画を読んだきりで映画は初見だった(と思うけどもしかしたら金ローとかで観たことあるのかも知れない…)。この少し前にアニメから『映像研には手を出すな!』にハマったのもあり、ナウシカ(というか宮崎駿の表現)が映像研に影響を与えたんだろうなあというエッセンスを端々に感じた(ちなみになんとこの日は偶然大童先生も映画館でナウシカを観てらしたらしい)。あとハンターハンターみなんかも感じた。30年以上前の映画だというから当時子供だった人でこれを観て影響を受けたり、色んな性癖に目覚めてしまった人が結構いたんだろうなと思った、欠損とか触手とか虫姦とかてんこ盛りすぎて罪深さ…。いうても「かあさま!」のあたりからラストまで一生泣きながら観てたけど冷静に振り返るとそんなことも思う。ナウシカと子王蟲を中心にパーーっと赤い海が青い光に変わってくとこからはさらにもう一段階涙腺崩壊してラストまでずっと号泣、原作を読んだときも泣いた記憶があるけど細かい話自体はあんまり覚えてなかったので新鮮な気持ちで改めて泣いた。観終わって母と2人して「ハヤオ〜〜〜〜(泣)」となった、ハヤオはやはり天才鬼才だと再認識したしやはり自然への畏怖とか反戦とかが永遠のテーマなのだろうなという感じでジブリの全ての作品に通じる要素を感じた。しかしなんでいつも「女の子」が主人公なんだろうな。あと無論時代というのもあるだろうけどスタッフキャストが鬼の豪華さで凄かった。途中モブ兵が若き大塚芳忠さん無双で物語に集中するのが大変だったときもあった(好きなので…)。映像も音も劇伴も台詞も何もかも凄かったし、とくに個人的にジブリ作品はやっぱり音(SE)のリアルさが凄いのが昔から好きで(風の音とか)、そのへんも映像研の百目鬼氏を思い出したりした、そして風車とか反重力の壺型の乗り物なんかには浅草氏を。最後の展開でナウシカが一度しぬ必要があったのだろうかとは思うけど1本の映画として成立させようと思ったらああするしかなかったんだろうかなとも。あと衝撃だったのが、「♪風の谷の〜ナウ〜シカ〜」の歌は映画の主題歌とか挿入歌とかじゃなかったのか…!!ということ。そしてまああとはしつこいようだけどほんとうにキャストの面子がもう、お歴々がほんとにもう、凄かったな…。既に亡くなられているレジェンドたちのお声にもグワーーーーとなったしこの作品から今に至るまでほぼ全員ずっと第一線で活躍してらっしゃる事実が凄いなと、レジェンズ。。
千と千尋の神隠し
2001年の公開当時に映画館で観て以来だったので(多分)(金ローとかでも観てるかも)やや記憶が曖昧で、ラスト、新居の近くに川があるのを見つけて千尋ちゃんが何かを察するみたいなオチがあった気がしていたんだけど捏造記憶だろうか…。湯婆婆の「名前の文字を奪うことで相手のアイデンティティを喪失させる」というやり方が凄く恐ろしく且つ上手いやり方だなあと感心&恐怖したものだけど、歴史上ではかつて薩摩藩が奄美を支配下に置いたときに住民たちの苗字の字を一部奪っていた時期があるというのを知り、これが元ネタなのか偶然なのかが気になった。安定してハク様と釜爺とリンさんが好き。湯婆婆が双子っていうのは何回観てもちょっと「えっ」てなる。
TENET (字幕)
難解な話だとは聞いていたのでできれば吹き替えで観たかったが最寄りの映画館ではやってなくて字幕で。「兵器のピースを集めるおっさん」にはワンピースみを感じ、「地図から消された核汚染の町」にはゲトバみやらハンターハンターみを感じ、「未来から仲間が助けにくる」、「未来の息子と現在の母親が出会う」という点にはドラゴンボールみを感じ、「同じ空間に別次元の同一人物(?)が存在する」という点にはアドベンチャータイムみを感じ(プリズモの空間のやつ)、全体的に厨二心くすぐられる感じでよかった。チーズおろし器と日焼け止めの新しい使い道を発見できたのも面白かった(チーズおろし器は敵の顔面を削る凶器になるし日焼け止めは船のデッキの上から死体を海に滑り落とすときの潤滑剤に使える)(物騒)(最高)。気持ちのいい伏線回収がたくさんあったけど私が一番好きだったのは奥さんが息子を連れて船を去ったときに目撃した「愛人」の正体が実は別時間軸から来た自分自身だったというやつ、「船から海に飛び込む姿に自由さを感じた」みたいな台詞が具体的すぎるのがわりと謎だったんだけど、タネ明かしのシーンで成る程これか〜〜となった。最後にあの奥さんの息子(の将来)=ニールくん=五円玉っぽいキーホルダーの人、というのが解ると奥さんが逆行銃弾で怪我してたときにあなたは誰?って訊かれてもニールが答えずにはぐらかしたのも納得だし、順行世界の飛行機衝突の現場に沢山の救急車?が急行してくシーンで1台だけ逆走してる救急車いるけどなんなんだろうと思ってたら後々逆光世界から来た彼らだってことが判明したり、ほんと「あ〜〜〜あのときのあれがああなってこうか!!」みたいなのが多くて楽しかった。ほんとに上手くできた話で、何回か観たらもっと色々気づくことがありそう。映像としても、逆行カーとのカーチェイスのシーンとか、戦闘シーンで逆行爆破に巻き込まれて修復していくビルやそれに吸い込まれていく隊員さんとか、画的にも不思議なことが色々起きてて面白かった。しかし祖父殺しのパラドックスに言及してたわりに過去次元で母親の命を守ってくれた人をその母親の子が未来から救いに来るのってありなんだろうか?と思ったけどいずれにしても子は生まれてるからいいのか…?それと本編とは関係ないけど予告でワンダーウーマンが観れてちょっと泣いてしまった、最近DCスーパーヒーローガールズのアニメにハマっていて、あのJKのダイアナちゃんがこんな立派なヒーローに…(泣)
魔女がいっぱい (字幕)
とてもお洒落でかわいくて面白くてよかったんだけど、上階のバルコニーからぶら下がってる筈の毛糸が消えてたシーンはそのうち修正が入るのかなとかいうことを一番に思ってしまう細かいことが気になりマン。もう何年も児童文学や絵本に触れていないからあの手の"子供向けの"グロテスクさとか残酷さとか不条理さなんかが懐かしくて新鮮だった、言うなれば『みいつけた!』のおててえほんなんかでよく見るシュールさというか。やっぱり子供の想像力とか発想力は最高だ〜となるし、それを抑えつけずに守ってくれる大人の良さ。最後まさかねずみの老兵が出てくると思わなかったし、人間の子供たちしっかり教育されてて笑った。ただ支配人さんだけは只管かわいそうだった(笑)アンハサウェイさんの大きなお口がとても好きだ〜。
ワンダーウーマン 1984 (字幕)
Dolby Atmosが字幕版のみだったので字幕で。DCSHGのニューエピで(ある意味)大活躍だったアンティオペおばさんも登場するし幼いダイアナもかわいいし、ショッピングモールのシーンはとにかくダイアナ嬢がかっこよすぎて泣いた、というかダイアナ嬢が無双する度にかっこよすぎて泣いてたので、わりとずっと泣いてた気がする。ワンダーウーマンの武器、縄もいいけどティアラが好きだな。1本の映画としてはちょっとウーンというところもあるかもしれないけどワンダーウーマンの映画としては最高最高&最高だった。ガルガドットさん只管かわいくてかっこよくて…決別のときの潔さとかも泣かせたなあ…スティーブもほんといいやつ…。本筋の敵(?)と絡めてチーター出してくれたのも嬉しかった、また新しい解釈のチーターが誕生したなーという感じで面白かった。イケてなくて影が薄くて友達もいなくてヒールの靴も履きこなせないでいるバーバラの前にめちゃくちゃかっこいいダイアナがチーター柄(?)のピンヒールでスアッッと登場したときはグワーーーーーーと血圧が上がってしまった、魂の百合がここに。。あと今作『WW84』という表記を強調してくるの何なんだろうと思ってたけど「Wonder Woman」と「World War」のダブルミーニングだったのかと観終えて気づいて成る程お洒落だな〜となった。エンドロール中に心憎い演出もあったんだけどドラマ版をまだ観たことがないので然程感激できず…勿体無いことをしてしまった…。ちょっとクリスマス映画の要素もあり12月に観れてよかったな。あと、布団とめちゃくちゃ今のまんまのスクランブル交差点は笑った。何はともあれワンダーウーマンが守ってくれるこの地球(ほし)に生まれてよかった。
反省
1年ちょっとぶんの感想を一箇所にまとめたら思ったより大変な時間が掛かってしまったし文量も予想よりかなり多くなってしまって、ほんとなら映画館以外(テレビや配信)で観た映画の感想も残しておきたかったけどそこまでやれなかった。来年も映画のことを書くなら1ヶ月ごととか2・3作品毎とかに区切ってもうちょっとこまめにやろう。基本的に観終えたままの勢いでツイッター(フォロワーのいない鍵アカウント)にバーーっと思ったこと投げて満足してしまう…。
置き時計を買いました
愛用していたアナログ目覚まし時計が、度重なる引越しに耐えきれず壊れてしまって早幾年、ついに新しい時計を購入した。
CASIO / TQ-140S-1JF
時計、これまで何年ものあいだ持ってないまま生きてこれたのは、恐らくというか確実に、スマホの存在があるからだ。
iPhoneのホームボタンをひと押しすればデジタル時計が表示されるし、ロックを解除すればアナログ風の時計も見れる(最近はウィジェットとしてアナログ風時計を他のアプリのアイコン4つ分の大きさで表示することもできるようになってパッと見の視認性も上がったし)。
スマホにアラーム機能も備わっているので、時計を持っていなくても困ることはほとんどないのだ。
それでもやっぱり時計が欲しい!と思った理由はいくつかある。
先ず、何の操作も必要なしにふと顔を向ければ感覚的に今が何時何分だということが解りたいと思ったこと。
iPhoneの時計は、ふと目が覚めたときに今は何時だろうと思って一番最初に見るモノとしては(画面が)眩しすぎること。
iPhoneの時計は概ね完璧だが、iPhoneで何かをしているとき(ゲームをしているときや動画を観ているときなど)には、上からスワイプして通知センターに移動する、一旦ホームに戻るなどワンアクションしないと時刻が確認できないこと。
それとここ最近、どうやらiPhoneの音量設定まわりにバグが存在するようで(通知音量を1に設定していても爆音が鳴ったりすることがあり困っている)、そうするとたとえば音量50でアラームを設定したつもりでいても、実際の音量が1とかになってしまった場合にちゃんと起きられるのか不安があるということ(バグはいずれ修正されるだろうが、今後また同じことが起きないとも限らない)。
そんなわけで今更ながら「ただの時計」としての時計の必要性を認識し、ある程度条件を絞って具体的にどの商品を購入するか、ということを数週間ほど検討した。
絶対に譲れない条件としては、アナログの置き時計であること(個人的にアナログの方がデジタルのものよりも感覚的・量的(?)に時間把握できるので好き)、手のひらに収まるサイズ感、秒針の音がしない連続秒針もしくはステップ秒針でも限りなく無音に近いこと、アラーム機能があること、文字盤のフォントの視認性がよくシンプルであること、本体デザインは四角ベースでシンプルであること(むかし丸いデザインの時計を使っていたのだが何かの拍子にころんと転がりがちで危なっかしかったので)。
そしてその後色々な時計のレビューを見ているうちに、電波時計は電波受信中にはアラーム針が操作できないことがあるらしいことを知ったので、電波時計も除外対象とした(一応iPhoneもあるので秒単位での正確性は求めていないこともあり)。
上記の条件であれこれ探しまわった結果、現時点での理想の時計はこれかな、ということで購入したのが、先述のCASIO TQ-140S-1JFである。
条件どおりアナログの置き時計で、62×62×33mm / 65gの小さめサイズ、各所で確認したレビューによるとステップ秒針でありながら音はかなり小さいらしく、アラーム機能もあり、四角い本体デザインに奇をてらわないフォント、時刻合わせは手動方式。
欲を言えば本体カラーは白がよかったのだが、この機種はカラーバリエーションが黒しかなかったので大人しく黒を購入した。
寝床まわりのグッズは基本的には白色で揃えているものの、ChromebookやiPhoneなど電子機器類は黒やグレーが中心(いま使っているChromebookがまたカラバリが黒のみだったのでiPhoneもそちらに合わせた)なので、時計が黒でもそこまで違和感はない。むしろ自分もそうした電子機器の一員として黒色を纏っているとでも言いたげな佇まいである。
デザインもフォントも無駄のないシンプルさで、たしかにこれは「寝室の癒やし系グッズ」というよりは「出張が多いサラリーマンのためのトラベルクロック」なのだ。その質実剛健さがレトロな雰囲気を醸していてかわいい。
長らくあれこれ比較検討して選びぬいた品なのもあり、届くまでのワクワク感が凄くて、到着予定日には早く届けてほしいあまり起床してすぐにクロネコメンバーズに登録し、日時指定変更でステータス(?)を「以後在宅」に変更して荷の到着を待った(普段は確実に受け取れるように18時以降を指定することが多いので、そういうデータが蓄積されていれば今回も18時以降に配達員さんが来るように手配されているかもなあと思い)。
その甲斐あってか、それともたまたまタイミングがよかったのか、なんと「以後在宅」に変更した数分後に配達員さんが来てくださり無事に受け取ることができた。
早速、開封して写真を撮り(開封の儀)、説明書を読みながら電池を入れて時刻合わせをし、きちんと動作することを確認。
同時に秒針の音をチェックしようと少しずつ耳に近づけてみたところ、2〜30cmの距離で微かに聞こえるくらいの音量で、また音自体も、カチッカチッと高音だと耳に障るものだが、TQ-140S-1JFの秒針の音は比較的低音でフォッ、フォッ、という感じなので(伝わる…?)、これなら枕元に置いても頭痛がしたり眠れなかったりということはなさそうだ。
目覚まし時計としても、小さいながらも音量十分で、数回のピピピ音でしっかり目が覚めた。見た目どおり機能もシンプルなのでスヌーズ機能はないが、私の場合スヌーズがあるとかえって油断して二度寝してしまいがちなのでむしろこの一発勝負仕様が性に合っていると思う。
そんなわけでまだ数日しか使っていないが、概ね快適で、既に愛着も湧いているので、これから壊れてしまうまでずっと大事に使っていきたいと思う。
多分、今回の時計が「自分の時計」としては4つ目くらいで、小中高生の頃に使っていた鳩時計を模したような形のそれでいて一切装飾のないマットブラックのもの、大学時代に使っていた無印良品の丸くて白いシンプルなもの、 社会人時代に使っていたちょっとレトロな2つベル付きのピカピカのシルバーのもの、とそれぞれ思い出や愛着があるのだが、どれも数年間の使用や引越しの最中に壊れたり紛失したりして、それぞれ気に入っていただけに最終的には悲しい思い出になってしまっている。
今度の時計も大事に扱うので、できるだけ長生きしてほしいなと思う。とりあえず今後もしまた引越すときがあったら時計はダンボールに詰めるのではなく、手荷物として自分で慎重に運ぶようにしよう。
ちなみに(?)メモがてら、購入には至らなかったものの最終選考(?)まで残った時計をいくつか以下に記録。
CASIO / TQ-770J-7JF
カラーバリエーションに白があり、スヌーズ機能つき、アラームON時は秒針が止まって睡眠の邪魔にならない、など惹かれる要素も多いが、サイズが93×92×41mm / 170gと理想よりだいぶ大きいのと、電波時計ということで最終的には却下。いま見ると文字盤のフォントもちょっと特殊だ(かわいいけど飽きそう)…。
CASIO / TQ-157-1BJF
こちらもカラバリに白があり、LEDライト付きというのがかなり惹かれる要素だったが、白は白でもアイボリーっぽいのと、四角は四角でもちょっと丸っこいのと、上部のボタンがマットシルバーなのがいまいち気に入らず、またサイズが76×73×49mm / 100gと、TQ-140S-1JFと比べたときに縦も横も厚みも10mm以上ずつ大きく重さも35g重いということで、よりコンパクトさを求め最終的にはこちらを却下。秒針の音についても結構気になるというレビューがあった。ただやはりLEDライトはちょっと今でも羨ましい。便利そう。
CASIO / TQ-169-7JF
カラバリや機能は申し分ないもののやはりサイズが大きい(76×77×37mm / 110g)のと、文字盤に秒表記があるのがちょっと邪魔に思えて却下。
BRAUN / Alarm Clock BC02
ブラウンのアナログ時計の四角いシリーズ、デザインが一番理想に近くて最初に飛びついたものの、「秒針の音が気になる」というレビューが数件あったので、せっかく気に入って買っても秒針がうるさいという理由で嫌いになってしまったり使い物にならなかったら悲しいなと思い、却下。せめて動いている実物を実際に確認できる機会があったらよかったのになと今になっても思う(未練)。
SEIKO / NR437W
こちらも機能やサイズは申し分ないのだがなぜかレビューが散々で、怖くて避けてしまった。それとパール塗装と文字盤のフォントがあまり好みでないのもあり…。
BRUNO / ミニアラームクロック
BRUNO / 2アングルアラームクロック
BRUNOの時計もデザインはかわいいな〜と思ったもののやはりレビューで評判が悪かったり秒針の音が気になるということを書いている人がちらほらいたりで怖くなってやめた(リビングとかに置く用なら秒針の音も気にならなかったりするのかもしれないけど主に使いたいのが枕元でなので今回は静音性はとくに重視)。