或る生活

ライフログ的なもの

喫茶グッズの話

年が明け、ふと思い立ってティーポットやマグカップをキッチン泡ハイターなど使って漂白してみたら、思っていた以上にピカピカになり、「きみ、最初はこんなにきれいだったんだっけ」と驚いた2021年の元日。

そういえばハーブティーについては前に書いたけど(→ハーブティーという選択肢)、それを淹れるときに使っている道具についてはまだ書いてなかったなと思い、きれいになった道具で心新たにお茶を楽しみながらこの記事を書いている。

 

 

昨年、一気に増えた喫茶道具

それまで平気で飲んでいた緑茶や紅茶が本格的に体質に合わなくなってしまったのが一昨年とか昨年あたりだが、そこからぼちぼち代わりとなるお茶を探したりそれに合わせて道具をあれこれ探してみたりと、試行錯誤するのは楽しかった。

道具選びの基準は、色んな意味で「シンプルなものであること」。単純な造り、飽きのこない見た目、手入れのし易さなど、道具って機能や機構が増えれば増えるほど、便利ではあるけどそのぶんメンテナンスが大変になったりするので、突き詰めればシンプルなものが普段づかいには便利なことが多い気がする。

それと、好みの話としてガラス製品やアクリル製品などの透明感のあるものが好きなので、そういったものが選択肢にあれば選ぶことが多かった。

 

茶葉の保存

ダイソー スクエアシール1100

shop100.iwinz.net

 

ハーブティーの記事にも書いた、南阿蘇TEA HOUSEの365DAYS HERB 180gがちょうど(否、やや余裕がある)全量入る大きさで、蓋がピッチリ閉まって、冷蔵庫のなかで邪魔にならない高さ低めのもの、という条件で探して見つけたもの。

365DAYS HERBはパッケージ自体にチャックが付いておりそのまま保存袋として使えるようにはなっているのだが、ブレンドハーブティーなのでそれぞれのハーブの比重の違いでドレッシングみたいに袋の中で分離?してしまい(取説にも「都度スプーンなどでかき混ぜてください」とある)、あの縦長の袋のままではなかなか毎回均一に混ぜて茶葉を掬うということがむつかしいので、開封後はすぐにこの容器に移すことにしている。

冷蔵庫での保存を考えて、匂いなどが移らないように蓋がピッチリ閉まることを重視。

 

セリア アルミキャップPETキャニスター

ほうじ茶用。容量は失念したが、大きさも形も茶筒っぽいものを選んだ。見た目は瓶のようでかわいいのに軽いし割れにくいので、毎日何回も淹れるお安いほうじ茶の容器にぴったり。

お茶っ葉容器としては密閉性や遮光性などちょっと気にはなる点はあるものの、いっぱいいっぱいに入れた茶葉が数日でなくなる程度には回転が早いので、そこまで神経質にならなくてもいいかなと思っている。

飲みたいときにすぐ飲めるよう、常に電気ケトルの横に置いてある。そういう意味でもラフに扱えるプラスチック素材はポイントが高い。

ただ、プラスチックなので、とくに冬場などは静電気でお茶っ葉のくずが口にくっつき易いのが玉に瑕。

 

計量スプーン兼除湿剤

セリア 珪藻土スコップ

その名の通り小さなスコップ型の、調味料用の計量スプーン。珪藻土と石膏でできており、湿気を取ってくれるらしいので、除湿剤として先述のダイソーの容器にハーブティーの茶葉と一緒に放り込んでいる。

すりきり1杯がほぼ大さじ1とのことなので、これ1杯でちょうど1回分の茶葉が掬えて便利。

ただ、爪などが当たっただけですぐ欠けたり削れたりしてしまう脆さが玉に瑕。

 

マグカップ・グラス

無印良品 耐熱ガラス マグカップ 約360ml

www.muji.com

 

後述の、青芳のマグ用ティーインフューザーにぴったり合うサイズのマグカップを探し歩いていて辿り着いたもの。

透明な耐熱ガラスはお茶の色も楽しめるし、冷めればレンチンもできるので便利。

寸胴な形が私の理想に近く、400円しないお手頃価格でガシガシ扱える気楽さがいい。

 

ダイソー 薄GLASS 520ml

その名の通り薄めのガラスで、とくに冷たい飲み物を飲むときに口当たりがよくて気に入っているグラス。大きさのバリエーションも色々あるので用途に合わせて選べる。憧れの薄ガラスに近いものがダイソーで買えてしまう。凄い。

夏場には水出しのできるハーブティーをこれで淹れてこれで飲む。適量の茶葉をお茶パックに入れ、適量の水と一緒にこのグラスに入れて、ラップして冷蔵庫で一晩放置。翌日ちょうど飲みごろになった冷たい水出しハーブティーをそのまま飲めてとても便利。

水出しハーブティー用に限定しているわけではなく、ふつうにコップとしても使っている。500mlペットボトル1本ぶん丸っと入る大容量なので、ジュースにしても水にしてもお茶にしても何回も注ぎ直さずたっぷり飲めてとても便利。

 

茶こし

青芳 NEWマグ用ティーインフューザー

casualproduct.com

 

ハーブティーを日常的に飲みはじめようとなったときに、家にあった緑茶用の急須では容量が小さくて、どうせなら自分ひとり用の「ストレーナーと蓋付きのガラスのマグカップ」でかわいいものが欲しいなとあれこれ情報を集めた。

KINTOのユニマグ(↓)などは理想に近かったのだが、デザインがあまり好みでない、ストレーナーの目が荒そう、などの理由で一旦保留とした。

 

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ネットで検索してもこれ以上の候補はほとんど見つからず、実店舗も方々探し歩き、理想に近い見た目も機能もシンプルなものって意外とないんだな、とその日は諦めて茶葉のストックだけ買って帰ろう、と南阿蘇ティーハウスに寄ったところ、お会計のときにレジ横に置いてあるのを見つけた、青芳のNEWマグ用ティーインフューザー。

ステンレス製のストレーナーと蓋がセットになっているので、あとはこれに合う耐熱ガラスのマグカップを見つけれは完璧なのでは?という話になり即購入。

今度はこのティーインフューザーを持って雑貨店をあちこち回り、これに合うマグカップを探し歩いて、最終的に先の無印のマグカップに行き着いたのであった。誂えたかのようなぴったり感で大満足。

これのいいところはやはり見た目のシンプルさと、ステンレス製なので茶渋などが着き難く落とし易いところ、蓋つきなのでしっかり茶葉を蒸らせるところ、蓋をひっくり返して置けば茶こし部分の受け皿として使えるところ、深さがしっかりあるので茶葉がジャンピングし易いところ。

ただひとつ残念なのは、ステンレスなのでハーブティーを5分も蒸らしたあとは素手では触れないくらい熱くなってしまうこと。毎回タオルや部屋着の袖口などを駆使してそっと持ち上げねばならず、これはちょっと手間ではある。

そんな理由もあり、後述のティーポットを手に入れて以降はこのティーインフューザーの出番はめっきり減ってしまっている。プロダクトとして気に入ってはいるので、何か適切な利用シーンを考えたいところ。

 

はかり

タニタ デジタルクッキングスケール KJ-213 (ココナッツホワイト)

www.tanita.co.jp

 

阿蘇ティーハウスのハーブティー、普段用の365なら「1回だいたい大さじ1」くらいのアバウトさでいいのだが、目的別として売られている茶葉はリーフタイプでも1袋が60gとかの小さめ容量で、取説にも「1回ぶん6g」というような具体的な数字で指示されていて、1袋で10杯ぶんかーと思うときっちり毎回計量したいなと思い、購入。

当初は家の台所にあったアナログばかりを拝借していたのだが、1目盛りが5gであまり正確に計れず、1g単位で計れるデジタルばかりで約1000円くらいとお手頃なこのはかりをハーブティー用に買い足した。

しばらく使ってみて、0.1gとか0.5g単位で計れた方がより解り易かったなとは思うものの、とりあえず今のところはこれで十分事足りている。

シンプルなデザインが好き。

  

ティーポット

曙産業 クリアティーポット L ステンレスメッシュ

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最初は透明なガラス製のポットが欲しくて色々見ていたのだが、「お気に入りのガラス製のポットが割れてつらい」みたいなツイートやブログを沢山見掛けて、もしかしたらポットは割れ難い樹脂製のものの方が扱い易くていいのかなと思い直して方向転換。そのうち出会ったのがこのティーポット。

トライタン樹脂でできているので、ガラス並みの透明度、車に轢かれても割れない耐衝撃性、環境ホルモンBPAを含まない安全性を兼ね備えた凄いポットである。

あの、工業の街として有名な新潟県燕三条のメーカーの製品で最初から信頼度もバリ高(ちょっと前にアメトークの家電芸人の回で紹介されていた、電子レンジで12分かけてゆでたまごを作るグッズを出しているのと同じメーカーさん)。

このポットについて調べているときに見つけた衝撃動画(公式)↓

 

youtu.be

 

ほんとうに割れないんだな…ということがよく解ったし(?)、自社製品の丈夫さを証明するためにバットで吹っ飛ばすという、ちょっと昭和の香りを感じる演出も微笑ましくて益々心惹かれた。

サイズは散々迷った末にLを選んだ。一度にマグカップ軽く2杯ぶんくらいの量を淹れられるので、たくさん飲む私には有難いサイズ感。

茶こしの仕様も(購入当時は)樹脂製とステンレス製の2種類から選べたので、より茶葉のクズが出づらそうなステンレスを選択(※このブログを書くにあたり曙産業さんのホームページを改めて訪れたら、その後さらにクズ葉を通しづらいポリエステルメッシュストレーナータイプ(↓)が新発売されていることを知ってしまい軽く嫉妬している。しかしいま使っているものから買い替えようにも丈夫すぎて壊れる様子が1ミリもないのでいつになるやらである)。

 

www.akebono-sa.co.jp

 

実際に使ってみると、丈夫さは勿論のこと、透明感や軽さ、熱湯を入れてもぎりぎり触れるくらいまでしか熱くならないこと(=熱伝導率が低い→中身のお茶も冷め難い)、謳い文句どおり注ぎ口の水切れがとてもよく絶対に垂れてこないこと、また茶こしが深めで(ポットの底近くまである)茶葉がよく回るなどいいことづくめ。

特別なご褒美タイム用に、ガラス製のかわいいティーポットでゆっくり丁寧にお茶を楽しむというのもありだろうが、毎日何回も飲むようなお茶を淹れるのにはこの扱い易さが何よりも有難い。

取説に「電子レンジ不可」との記載があったのだが、これは茶こしが金属製だからか?と思い一応問い合わせたら、やはり茶こしを取り外した状態でならレンチンもOKとのご返答を頂いた。

デザインだけで言ったらこのへん↓のポットもかわいいな〜とは思ったのだが、やはり普段づかいとしては扱い易さや洗い易さを優先させたくて却下(けどやっぱりかわいいな〜)。

 

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砂時計

パラデック Flows 砂時計 ベージュ 5分計

www.paladec.com

 

よく飲むハーブティーは抽出時間5分のものが多いので、ガラスかアクリル製で、木枠などのないシンプルなデザインの5分計、という条件で探したところ選択肢はほぼこれ一択だった。

当初はiPhoneのタイマーやキッチンタイマーで5分を計って抽出していたのだが、お茶の抽出完了のお知らせって正直そこまできっちりしていなくてもいいというか、普段お茶を淹れながら同時におやつや食事の仕度をしていることも多いので、そんななかタイマーが鳴り響きそれを慌ててとめに行かなければならないのはあまり快適でないというか、カップ麺などと違いたとえ1・2分長めに放置したとしてもそこまで支障はなくて、「今!今です!きっかり5分です!」というタイマー的な知らせ方よりも、ふと目を遣ったときに砂が落ちきっていて「あ、もう5分はじゅうぶんに経過したんだな」ということが解ればそれでいいので、砂時計がぴったりだなと思った。

個人的には「5 min」という字のフォントがあまり好きではないな…というのと、砂の色が同シリーズの15分計のグレーの方が好きだな…というのはあるのだが(好みの問題)、それらも日々使っていくなかで見慣れてきたのか愛着が湧いてきたのかあんまり気にならなくなってきた気がする。

砂時計(勿論これとは別のものだが)は子供のころの宝物のひとつなので、なんとなく懐かしく嬉しい気持ちで毎日眺めている。

はじめの数秒だけ、落ちる砂がガラスの底面に当たってサァーー…と微かな音がするのがとてもいい。

 

コースター

セリア 吸水コースター

あったかいお茶を飲むときにはそこまでコースターの種類は選ばないのだが、冷たいお茶やジュースを飲むときに水滴で机の上が濡れたり、持ち上げたコップから水滴がポタポタ落ちたり、コップの裏に濡れたコースターがくっついてきたりするのがとても苦手で、何かいい手はないものかと考えていたときに見つけたもの。

表面はセラミック製で、水滴が即座に吸いとられて乾いていくので、机どころかコースターもほとんど濡れないし、持ち上げたコップから水滴が滴り落ちることもない。勿論コップの裏にくっついてくることもない。

裏面はコルクになっているので、テーブルに置くときもいやな音がしたり傷がついたりすることもない。

布コースターなどと違い、冷たい飲み物を置いていたら机の板が冷えて後々そこだけ結露するようなこともないし、熱いものを置くと跡が残ってしまうようなテーブル板もこれがあれば無傷のまま。

我が家では家族の人数ぶん以上の枚数を常備して、各自の飲み物は勿論、冷蔵庫から出したばかりの調味料などの一時置きなどとしても活用している。

丈夫で割れる気配もまったくなくて、ほんとにこれが100円でいいんですか…?という気持ちになる感動アイテム。

ちなみに(購入当時は)四角タイプと丸タイプの2種類があり、四角タイプは隅に謎の英文が彫ってあるデザインで丸タイプは完全無地だったので丸タイプを選んだ。

 

iPhoneのメモ

ほうじ茶は茶葉も湯量も目分量、抽出時間も約30秒でいいので必要ないのだが、ハーブティーは茶葉によって1回に淹れる茶葉の量や湯量、抽出時間がそれぞれ違うので、毎回それぞれのパッケージ裏の取説を参照するのも面倒で、iPhoneのメモ帳に対応表を作り、それを見て淹れている。しかしこれについてはなんかもうちょっと上手いやり方はないものかと模索しているところ。