クリスマス浮かれポンチHaul
1年で一番テンションが上がる時期はいつですか? 私の場合は12月。なぜならクリスマスがあるから。
別にめちゃくちゃ思い入れがあるとか、特別いい思い出があるとかそういうわけではないが、他のあらゆる年中行事への関心がほぼゼロなのに対して、クリスマスだけはなんとなく毎年「楽しみだな〜」と思える。
そもそも暑さが苦手なために冬以外の季節はずっとしんどくて何もやる気がしない、というのがある。真冬にやる行事ってそもそもそんなに数がない(と思う)(し、私は温暖な地域で生まれ育ったので体感的に"真冬"を感じられる期間は毎年せいぜい12〜2月だった)。
それと子供時代毎年のように映画ホームアローンを観せられていた影響も確実にある。なのでクリスマス、というよりはあの映画の世界観とか、「アメリカのクリスマスの雰囲気」への憧れがあるのだと思う。
そんなクリスマスへのやる気も、実のところもう何年も忘れていたのだが、今年は久しぶりに父親と離れて自由な部屋づくりができる新しい家で迎える初めてのクリスマスということで、世間ではまだハロウィン真っ盛りの10月末から既にクリスマスの準備を始めてしまった。
部屋じゅうどこもかしこも完璧にクリスマス!というわけではないのだが、クリスマス準備らしいことをしたのは多分それこそ子供のころ以来で、憧れを凝縮した今年のクリスマス準備の詳細を記録しておきたい。
ツリー
白一色で今の部屋のリビングに馴染む・それなりに存在感はありつつもコンパクトに仕舞える・LED搭載で光る(別にイルミネーションライトを用意しなくて済む)、等の条件で絞り込んでキミにきめた!したもの。マックテイラー(CSI:NY)が「地元では毎年近所じゅうで一番大きいツリーを買っていた」的なことを言っていたので(?)180cmと迷ったが、室内に置くと決めていたので大人しく150cmにした。
届いて開封してみたら思っていたより数段コンパクトで、間違ったサイズのものが届いたのではと一瞬疑ってしまったほど。枝は全てきっちり畳める上に幹部分は上下に分かれるので長さも半分くらいにできる。
そのコンパクトな(ほぼ1本の棒の)状態から、枝を1本1本バランスよく広げていくのが思ったより大変で、予想外に時間が掛かった、し、完璧に広げ終えたぞと思っても飾って眺めているうちに、あっちが気になりこっちが気になり、しばらくは毎日のように枝のバランスを整え続けた。360度どこから見ても均等に広げるというよりは、設置場所に合わせて臨機応変にバランスを整えるのがいいと思う。我が家の場合は部屋の隅に置いているので、主に三方(270度)に向けて枝を広げている。太い枝で奥行きを出し、小枝で上下にボリュームを出すとどこから見てもバランスよく見えてかわいいと思う(作業中、ちょっとクラシエのなるなるグミの実を思い出した)。
よくよく見ると針金のような骨組みに白いビニールテープをグルグル巻きにしたようなつくりなので、何なら手作りで似たようなものをもっと安く作れるのかもしれないが、私にはそんな根性はなかったのでちょっと予算オーバーだったのだが楽天のマラソン期間に合わせて買ってしまった(先着10名まで20%オフになるクーポンが配布されていたので使用を試みたが競争に負けて使えなかったので定価で購入した)。
ビニールテープぽいとはいえリビングの隅に飾って遠目に見ている分には安っぽさは感じないし、むしろクラフト感があってかわいい。
土台の部分はどう見ても「金属の板」なので(屋外設置時に付属のペグが挿せるように穴が開いていたりする)、取り急ぎダイソーでオフホワイトのローズボアひざ掛けを買ってきてツリースカート代わりに巻いている。
LEDは8種類の点灯パターンがあり好きに切り替えられるので、我が家では程よく動きがあり且つ騒がしくもない「ぼんやり光り、ぼんやり消える」パターンで点けっぱなしにしている。飽きたらパターンを変えてみるのもいいだろうし、常時点灯モードなら間接照明のようにも使えそうだし、なんなら消灯してただの白い木として一年じゅう飾っておくのもありだと思う。推しのいる人ならキーホルダーとかぬいぐるみを吊って飾る土台にするのもいいかもしれない。
ツリー単体でもかわいいが、よりクリスマス感を出していきたいのでそのうちオーナメントを追加で買いたいなと思っている。
リース
ホームアローンに出てくるような顔の怖いサンタのついたリースを玄関ドアの外側に飾って近隣の人や宅配の人にアメリカンクリスマス(?)な雰囲気を共有したい!!!という一心であれこれ探して見つけたもの。
いまどきの日本製のサンタはどれもこれもデフォルメされたかわい〜いキャラクター的サンタさんだったので、「輸入雑貨」や「アンティーク」などのキーワードで探してみるもなかなか理想のサンタには出会えず、ギリこれなら許容範囲、という若干妥協寄りの決定となってしまったが届いた実物を見た家族の第一声が「ホームアローンみたいなリースだね」だったので結果とても満足している。
Amazonでしか売っていないことや発送元が海外(中国)であること、カスタマーレビューが2件(コメントなし)しかついておらずしかも★5と★1で真っ二つに分かれていることなどから届くまでは若干の不安もあったが、毎日追跡ページを眺めて「あっ今日海を渡って来た」とか「通関作業してる」とかの情報を追いつつ届くのを待つ日々はワクワク感があって楽しかった。
当初の予定では20日〜1ヶ月掛かるとのことだったのだが実際には10日くらいで届いてくれたし、海越え国越えの大冒険を経てきたとは思えないようなビニール袋に緩衝材も無しの状態でポストにギュウ詰めで届いたにもかかわらず破損らしい破損もなかった。
細部にまで注目してしまうと代金の大部分は恐らく運賃なんだろうな(もしダイソーとかドンキに売ってたとしたら500円とかで買えそう)なクオリティではあるものの、国産サンタとは一線を画すこのサンタを玄関ドアに飾れるなら全然ありである。
欲を言えばもっと不気味さというか顔のリアルさが欲しいところで、これは多分プラモデルなんかが趣味の人であればエアブラシ塗装で影を強調したりヨゴシを掛けたりして改造していく部分なんだろうなと思うが、今の私には残念ながらそこまでのやる気はない(…)。
それにしてもリアル寄りの顔面部分に対してダラーンと垂れ下がった手足パーツのギャップ等、不気味さがチープさによって倍増しているところもあるので、本当に思い切って買ってよかったと思っている。
既に愛着が凄くて大切にしたすぎて、予定では玄関ドアの屋外側に下げてご近所や宅配の人向けにクリスマスアピールをするつもりだったのが、今はドアの室内側に過保護に飾っている。金銭的に余裕があればもう1個買って屋外側にも吊るしたいし、もし富豪だったら大人買いしてご近所の皆さんにも玄関ドアの外側にこれを飾ってほしい(?)。
サンタ人形
これも本当は窓の外に飾ってクリスマスアピールをしたくて購入したのだが結局室内に飾っている(そもそも屋外使用を前提に作られたものではないと思うのでそれで正しい)。
地元のデパートで毎年クリスマスの時期に外壁をよじ登っている風のサンタ人形を飾っているところがあって、冬の風物詩という感じで面白くて好きだったのでその真似をして主にご近所の子供たちに楽しんでほしかったのだが、実際届いた人形はそこまでアピールできそうなほど大きくもないし、雨風や虫がつくこと等を考えると外に飾ったのではワンシーズンで駄目になってしまいそうで…。2500円弱で購入できたので思い切ってワンシーズン使い切りというのも考えたがやはりどう考えても勿体無いので、こちらのサンタも屋内で保護(?)することにした。
今は寝室のカーテンレールにS字フックで吊り下げているが、吊り下げられる場所ならどこにでも飾れるので、これからクリスマスに向けて色んなところを移動させながら飾るのも飽きが来なくていいかもしれない。
イルミネーション