或る生活

ライフログ的なもの

最近「パイル地」運がない、という話

最近パイル地の製品を購入しては何かしら縁がなかったなと感じることが続いたので思わず「パイル地運が無い」という表現が浮かんだという記録。

 

まず最近、約10年ほど使ってきたタオルたちがいよいよ洗濯しても漂白しても雑菌臭っぽいのがとれなくなってしまったので、タオルの総取っ替えを行った。

それに伴いふと興味が湧いて「タオル 寿命」とかで調べてみたら、「1年」とか「30回洗濯したら」とか色んな回答が見つかったが、個人的には新品ふわふわのタオルもいいが使い込んでバサバサになったタオルも好きなので、今回のように何かしらの理由で「もう限界だな」と感じるまでは使い続ける派である。

で、今回処分した10年使い込んだタオルというのは、今からおよそ10年前に一人暮らしを始めようとなったときに無印良品で家具類を全部揃えたときに一緒に買ったものだったので、今回もとくに何も考えずに無印で買い替え用のものを探し、店舗で「綿パイル」シリーズの「中厚手」タイプが今まで使っていたものに近いことを確認し、(荷物が結構な量になりそうだったので)その後ネットストアで注文して届けてもらったのだが、これが残念なことに、開封した直後からパイルの飛び出しが(タオル1枚につき)10や20では済まない量あり、そして何より洗っても洗っても毛羽落ちが凄い。使いはじめにはタオルのみ・最高水位・柔軟剤なしで数回洗濯してみたし、もうそろそろトータルで30回くらいは洗濯しているのでなんならもう冒頭に紹介した「タオルの寿命」が来ている段階の筈なのに未だに使用時には肌に毛羽がくっついてくるので、とくに風呂上がりには毎回不快な思いをしている(気にならない人は気にならないのだろうが…)。これは完全に買い物失敗したなあと毎日タオルを使う度に落ちこんでいる。たまたま私がハズレを引いてしまっただけなのだろうか…。事前にレビューなどをちゃんと確認しておけばよかった。無印自体は好きだがたまにこういう失敗をするので付き合い方がむつかしい。

 

www.muji.com

 

タオル類はやはり大人しく今治タオルとかのそこそこのお値段のものを選ぶべきだったのだろうなと思う。次のタオルの買い替えが何年後になるかは解らないが、そのときにまた今回のことを忘れて同じ失敗を繰り返さないようにここに書いておこうと思った次第である。

 

もうひとつパイル地運がなかった買い物が、メリーナイトの襟カバー。

 

search.rakuten.co.jp

 

襟カバーを買うに至った経緯は長く語ろうと思えば長くなりそうなのでざっくり書くと、「枕(代わりのタオル)は(頭皮や顔の皮脂汚れ対策として)毎日洗濯するのに、(襟元なら枕と同じくらい肌と接触するであろう)シーツは週1回しか洗濯できない(体力的に)」のが気になりだしてしまったのがきっかけで、当初はバスタオルで布団の襟元を挟んでそのバスタオルだけ毎日洗うようにしようかなとか考えていたのだが、色々調べているうちに「襟カバー」という便利グッズがこの世の中には存在するらしいということを知り、これの方がバスタオルより便利そうだと思って購入に至ったのだった。

で、襟カバーユーザーの先輩方のブログなどを拝読するに襟カバーの難点は「外れやすい」ということのようで、それを防ぐためにクリップ付きものや、口がゴム状になっているものなどがあるらしく、そのなかで、メリーナイトの襟カバーは他と比べると縦の長さが60cmと長めの作りになっているため比較的外れにくい、というような話を見てメリーナイト、キミに決めた!となり、生地については最後までガーゼとパイルとで迷ったのだが、数年前までタオルケットを愛用していてあの質感が好きだったのでパイルタイプを選び、さらに洗い替え用もと考え3枚注文。

届いて開封して、いきなり立ち上る大量の埃(繊維クズ?)に若干恐怖を覚えながらも、洗濯したらどうにかなるのではという希望を持ってやはり高水位の柔軟剤なしで数回洗濯してみたのだが、悲しいほど繊維クズは噴出し続けるしその繊維クズ同士が集まって大量発生した毛玉が部屋じゅうに散乱。

洗い替えまで買ってしまった手前諦めがつかず、いつか繊維クズか尽きてくれることを願いながら未だに毎日洗濯だけは続けている(ので結局布団はそのまま使っているしシーツは相変わらず週1しか洗っていない…週末になるとシーツの襟元から人間臭がするのがやっぱり気になる…)(毎日シーツ洗えばええやんけという話ではあるのだがあんな大物、干すスペースも限られるし毎日やる体力もなく…)。

 

タオルにしても襟カバーにしても私がたまたまハズレを引いてしまっただけなのだろうか、もしくは気になるか気にならないかの(使用者の性格の)違いなのか。

とはいえパイル地自体は好きなのでパイル地運、上げていきたいところだが、こうして文章を書きながらそういえばそもそも私はハウスダストアレルギー対策と銘打ってもう何年もパイル地の布製品を避けてきた(大好きだったタオルケットも数年前から使っていない)のを思い出した。こちらから縁切りに近いことをしておいていざとなったら縁がないと嘆くのは愚かなことかもしれない…。でもパイル地好きなのでなんとか折り合いをつけて生きていきたい…。