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2019年 日焼け対策総まとめ

先日、友人Mと「日焼け」についての話になった。

私も友人Mも所謂「絶対焼きたくない」派だが、話していると実際にやっている日焼け対策がまったく違うのが面白かったので、いい機会だと思い最近の私の日焼け対策について書いてみることにした。

はじめに言っておきたいのは、これから語る日焼け対策は私の自己満足の果てのものであり、実際中学2年生の頃から外に出るときは日焼け止めを欠かさず、体育祭ともなれば1日で日焼け止めを1本使い切ってしまうような人間がそんな意識を持ったまま大人になってしまった成れの果て(現在進行系)であり、要は一種の中二病だということである。

紫外線を過度に避けるのはビタミンDの欠乏などの危険もあるので、軽い笑い話くらいに思って読んでいただければ幸いである(ちなみに私は「日に焼けないこと」には全力ですが所謂「美白」にはあまり興味がありませんので悪しからず)。

 

 

究極の日焼け対策

これはもう

  • 日中は屋外に出ないこと

これに尽きると思う。日の出ているうちはひきこもること。

具体的な対策として、夜勤の仕事に変える、在宅ワークに変える、等々が考えられるが恐らくふつうは難しいと思うので、その場合は次の対策を講じねばならない。

 

基本は「全身を覆い隠す」こと

日中どうしても外へ出る必要がある場合、とにかく全身を日光に晒さないようにする。

以前、何かのテレビ番組でワイン醸造家の方が「畑仕事はするが日焼けは絶対にしないようにしている」というようなことを仰って、長袖長ズボンに帽子を被り首にはタオル、というような服装で畑作業をされているのを見、「言われてみれば農作業されてる方って暑いなかめちゃくちゃ着込んでる方も多いような気がするな」と思ったものだ。日光と付き合う時間が長い人ほど紫外線に気をつけているのかもしれないというのは納得がいく気がする。

とはいえ「そうはいっても全身を覆い隠すような格好で通勤通学は厳しい(制服があるとか、TPO的に無理とか)」という人が大半だと思う。

それに、いくら全身を覆う格好をしたとしても、顔の一部、手の一部などどうしても日光に晒すことになってしまう部位もあるとは思う。

ひきこもることも、宇宙服を普段着にすることもできない我々が最終的に頼ることになるのはやはり「日焼け止め」だ。

 

日焼け止めの選び方と使い方

私はいくつかの日焼け止めを使い分けている。その理由は、「とにかく隙をつくらない」と「無理なく続けられる」を両立させるためである。

選び方の基準としては、「SPFPAの数値」、「落ちにくさ」、「テクスチャー(ミルク、ジェル、など)」、「形態(スプレー、ポンプ、ボトル、など)」、「価格」あたりが考えられるだろう。これを、日焼け止めを塗る部位やタイミングによって何種類か使い分ける。

SPFPAの数値」については、私は大きければ大きいほど好き!という単純なタイプなので、シリーズものの商品であれば一番数値の高いものを選ぶようにしている。肌への負担が心配な場合は低めのものを選んだ方がいいのかもしれない。が、そうはいっても日本国内で気軽に買える日焼け止めであればせいぜいSPF 50+とかPA++++あたりが最高なので、健康な大人の肌に塗り、帰宅したらきちんと落とす、という前提であればそこまで大差ないのでは…?という気もしている(それよりも紫外線によるダメージの方が怖い)。

 

顔・身体編

さて、実際に外出前に日焼け止めを塗っていく際、一番はじめに塗るのは顔である。

ここで私が優先するのは主に「落ちにくさ」。

私は外出の際はしっかりメイクをする派なので、出先ではそう簡単には日焼け止めを塗り直すことができない。そのため簡単には落ちづらいタイプを使うことで、夕方まで(日焼け防止の効果自体は落ちたとしても)皮膚の上に被膜のバリアをキープする作戦である。

具体的な塗り方は、メーカーは額・鼻・両頬・顎の所謂5点置きをしてから広げていく方法を推奨していることが多いし実際それでよいのだろうが、私はそれだとこめかみ・鼻の穴の周りや鼻の下・もみあげや眉毛の毛の下・顎の裏などの塗り残しが気になってしまうので、額3点・鼻・鼻の下・両頬それぞれ3点・顎・フェイスライン3点、の15点に置いてから伸ばすようにしている。そしてムラや塗り残しを防ぐために、日焼け止めが肌に馴染んだ頃に同じ工程をもう一度行う(自分を信用してない)。

また、顔については日焼け止め→化粧下地→ファンデーション→お粉、など、被膜の層を重ねる(要は厚化粧にする)ことで、より皮膚に紫外線が届きにくくなる、という話を聞いたことがあり、以来私は年じゅう厚化粧派だ(全ての層をうすーく重ねるのが、厚化粧をしていても厚化粧に見えないコツかなと思う)。

こうして皮膚の上に膜を作ることは、埃や花粉などに対するバリアにもなるのでは?と個人的には思っている(最早そういう意味ですっぴんで外に出る勇気はない)。

化粧品の層を重ねていく際には、あまり力を入れてゴシゴシやってしまうと、せっかく作った層が崩れたりヨレたりして被膜が薄くなってしまう気がするので、できるだけそっと、横に擦るのではなく、縦に優しく叩くようにして塗るということにも気をつけるようにしている。

そして、これは余談だが、最近紫外線と同じくらい気をつけて避けるようにしているのが「摩擦」だ。肝斑などのシミの原因のひとつが「長年のスキンケア時・メイク時・洗顔時などの摩擦による刺激の積み重ね」であるらしいという話を聞いてから気をつけるようになった(リンパマッサージなんかもやめた)。

 

日焼け止めの話に戻る。

顔に塗るのと同じタイミングで、耳と首〜デコルテにも、同じように2回ずつ日焼け止めを塗る(というか、私は日焼け止めを塗るにしてもスキンケアをするにしても、耳や首やデコルテまでをも一括りに「顔」と見做すようにしている)。腕や脚など、身体で露出する部分がある場合はそこにも同様に2回ずつ塗る。

耳や首は、顔と同じく常に日差しに晒されるうえ、顔と違ってメイクの被膜を足さないので、日焼け止めは汗や皮脂、擦れに強いものを使い、顔より気持ち厚めに塗り重ねる。

また、こうした部位の日焼け止めは、髪を上げて洗顔をしスキンケアをした後かつ着替えの前に塗ることで、耳の後ろやうなじなどの塗り残しやすい部分にもしっかり塗れるし、首まわりの広い範囲に塗りやすいので、襟ぐりの隙間から入ってくる紫外線の対策もでき、さらに乾く前の日焼け止めが服に付いてしまうことも防げる。

服を着るのは日焼け止めが肌に馴染んでからにし、その際ハンカチやタオルなどを頭からふんわりと被り、洋服屋さんの試着室で使うフェイスカバーのように使うことで、服の内側に日焼け止めやメイクが擦れて移ってしまうのを防ぐ。

 

このように、お出かけ前に顔や全身に使う「メインの日焼け止め」として私が使っているのは、今年はこちらの日焼け止め。

 

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SPF50+、PA++++なのに加え、高温多湿環境(40℃、湿度75%)(要するに近年の日本の夏ですね)にも耐えるという売り文句に惹かれて購入したものだが、実際手足などに塗った分は1日が終わる頃にも落ちていない感覚がある(被膜感が残っている)。

ミルクタイプもエッセンスタイプも既に数本ずつ使い切っているが、所謂「日焼け止め」感がより強いのはミルクタイプかなと思う。ビオレの定番商品で例えるなら、ミルクタイプは水色ボトルのパーフェクトミルクに、エッセンスタイプはアクアリッチに近い気がする(昔からわりとビオレの日焼け止めが好き)。

ミルクタイプはオイルベースのため撹拌用のボールが入っていて、都度よく振って混ぜる必要があり、さらっとした使用感。化粧下地として使えば、汗をかいても肌はさらさらのままだしメイクが崩れにくくてよいが、手などに何度も多量に塗り重ねるとキシキシ感が強くなってしまい、(私だけかもしれないが)指先の皮膚などは下手するとガビガビになってしまうことがある。

エッセンスタイプは水ベースで、使用感はややしっとり系。汗ばみやすいわりにできるだけ触りたくない顔などに使うとペタペタ感が気になることがあるが、いちいち撹拌しなくても使えるので、急いでいるときや、撹拌ボールのカチカチという音が気になるシチュエーションでも気軽に使えるところがよい。

よって、ベタつきが気になる顔や首などにはミルクタイプ、乾燥感が気になる手や足などにはエッセンスタイプ、という感じで今のところは使い分けている。

個人的にはミルクタイプのさらさらの使用感も好きだが、日焼け止めを何本も併用するのはいやだという人や、初めてアスリズムを試すという人にはエッセンスタイプの方がトータルではおすすめかもしれない。「日焼け止め塗ってる感」が好きな人や、とにかくベタつくのが何よりもいやだという人にはミルクタイプがよいかも。季節や気候などに合わせて使い分けるのもいいと思う。

ただ、両タイプともわりと強めの香りがついているのが少し気になるのと(無香料が好き)、「せっけんで落ちる」と謳っているわりには1日の終わりにシャワーを浴びても被膜が残っている感触があるので、これを塗った部分は(顔以外でも)メイク落としオイルを使ってしっかりと落とすようにしている。個人的には「せっけんで落とせる」ことよりも「とにかく落ちない(より日焼けしづらい)」ことに重きを置いているので落としにくさについては気にしていないが、いずれ無香料のタイプが出てくれたらより嬉しいなとは思う。

これらは「メインの日焼け止め」として、メイク道具などと一緒に収納して主にお出かけ前に使っている。

 

唇編

顔の日焼け止めとは別に、唇にはUVカット機能のあるリップクリームを口紅の下地として使っている。

 

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これは唇に一度たっぷり塗ってから軽くティッシュオフし、さらにもう一度塗ってまたそっとティッシュオフしてから、リップライナーや口紅を重ねることで被膜を作る。

出かけるときは口紅と一緒に鞄に入れておき、飲食などで被膜が崩れた際にはまたリップクリーム→口紅の順に塗り直す。出かける度に化粧ポーチと鞄の間を往復させるのがめんどくさいという場合は、家用と外用の2本持っておくといいのではないだろうか。

 

手編

次は、外での塗り直しなどに使う「サブの日焼け止め」。これは私の場合は主に「手」用だ。

何年も日焼け対策を徹底してきて、一番焼けやすいと感じるのは「手」だ。ちなみに、「手のひら」はメラニンの産生が低くほとんど日焼けしない(黒くならない)ので、正確には「手の甲や指の甲側」である。

家を出る前には手の甲や指にもメインの日焼け止めを塗るが、サブの日焼け止めを使うタイミングは家を出てから、出先にて

  • 手を洗ったあと (たとえ屋内でも窓からの紫外線が気になる)
  • 屋内から屋外へ出る直前 (手洗い後に塗っていたとしても改めて塗り重ねる)
  • とにかく手の日焼けが心配なとき (なぜか手の甲は焼けやすいので常に心配)

などだ。

とくに私の場合は、手を洗うというのがひとつの癖になっていて、何か物に触る度に手を洗ったり除菌シートで拭いたりするので、とにかく手には1日のうちに何度も何度も日焼け止めを塗ることになる。

よって、持ち歩き用のサブ日焼け止めに求めるのは「SPFPAの数値」の高さと、塗りやすく手に何度重ねても変な感触にならない「テクスチャー」、どこにでも持ち運べる「形態」、惜しまず使える「価格」である。

そこで、最近サブとして使っているのはこちらの日焼け止め。

 

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SPF 50、PA+++、塗りやすく落としやすく感触もよいジェルタイプ、 どんな鞄にも忍ばせられるボトルタイプ、ガンガン使える価格帯と万が一出先で使い切ったとしてもどこにでも売っている気軽さ、全てをクリアしていて尚且つ無香料、パウダー無し(服に触れても白くならない)、ということで絶賛愛用中。

同じ日焼け止めのポンプタイプのものもあり、こちらもそれほど値段の高いものではないので、なんなら家の玄関や職場のデスクの上などに1つずつ常備しておいてもいいかもしれない。日焼け止めの効果を正しく得るためには、とにかく「こまめに塗り直すこと」だと思うので、ポンプタイプの「手軽さ」は人によってはかなり大きなポイントになるのではないだろうか。

 

髪編

顔に身体、さらには手、ときたらもう大丈夫、とならないのが紫外線ダメージの怖いところである。

これではまだ「髪」が無防備なままなのだ。

後述する「日傘」では、頭部に近い毛や頭皮は守れても、どうしても日傘の影からはみ出した「毛先」が直に紫外線を浴びてしまう(ある程度髪を長く伸ばしている人に限られるが)。ただでさえロングヘアの毛先というのは痛みがちな部分だが、裸の状態で紫外線に晒した日には本当にパッサパサのガッサガサになってしまう。

髪には髪の日焼け止め、ということで、私が使っているのはこちらのアウトバストリートメント。

 

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これは正直、特別なこだわりがあるとかではなく、つい最近行きつけの美容室で髪の紫外線対策について相談した際に、美容師さんにすすめられるまま購入してしまったものだ。最近話題の「CMCトリートメント」というものらしい。

とはいえタオルドライした髪に馴染ませて乾かすだけのお手軽さで、髪自体もサラツヤしっとりのいい感じの質感になり、さらにドライヤーの熱や紫外線から髪を守ってくれるというので気に入って使っている。

実際これを使うと使わないとでは、外出先での髪のまとまり感や指通りのよさが違うし、日傘からはみ出てしまう部分がパサパサになることもないので、今のところは必要十分という感じだ。

サロン専売系ケアアイテムあるあるの(?)やや強めのグリーンアップルの香りがついているが、髪に馴染ませて乾かし終えたころには気にならなくなっているので許容範囲である。

個人的に、「髪に何かがついている感」があまり好きではないのだが、これはそういった感じもなく、まるで素髪のようでありながら髪の保護と保湿をしてくれるのが私のような人間にとっては嬉しいポイント。洗面所に置いておいても主張しないシンプルなボトルデザインも好きだ。

私の髪は誰がどう見てもストレートなのになぜか09番のウェーブヘア向けのものをすすめられそのまま購入してしまったが、ふつうにストレートヘア向けのものも売っているようだ(10番)。それぞれの謳い文句を見た感じ、09番がしっとり系、10番がさらさら系のようなので、仕上がりの好みで選んでもいいのかもしれない。

 

www.net-beauty-mate.jp

 

ちなみにこのトリートメントに出会うまでは、ドラッグストアで買える「UVカット」の記載のある髪用のミストやトリートメントを片っ端から試してみては「(香りや手触りが)好みじゃない…」となっていたので、このムコタのアイレはもしかしたらこのまま私の髪の日焼け対策のFI(ファイナルアンサー)になるかもしれない。ドラッグストアなどで気軽に買えないところは私としては若干残念ポイントだが、一度に半プッシュほどしか使わないので結構1本が長保ちしそうだし、ネットや美容室でいつでも買えるのでそうそう困ることはなさそうだ。いずれ09を使い切ったら10も試してみるのもいいかもしれない。

 

さて、ここまで顔、身体、髪と日焼け対策をしてきて、髪のすぐ傍にありそして人体のなかで一番高い位置にあって恐らく一番紫外線を浴びやすいであろう「頭皮」の対策を忘れていないか?とお思いの方もいるだろう。

次の項では頭皮を含めた全身トータルな対策のひとつ、「日傘」についての話をしたいと思う。

 

日傘の選び方と使い方

日傘は紫外線対策と同時に、夏には遮熱の役割も果たしてくれるので、最近は使っている人も多いと思う。

帽子が好きな人なら頭皮の日焼け対策は帽子でもいいと思うが、私は帽子があまり得意ではないので、雨の日や夜間以外は季節を問わず日傘を必ず差すようにしている。

日傘の選び方のポイントとしては、「形状(大きさ、長傘タイプか折り畳みか、など)」、「UV遮蔽率」あたりを重視し、あとは好みや用途に応じて、遮光率や遮熱機能の有無、晴雨兼用か否か、などで条件をつけて選んでいくと納得のいく買い物ができるのではないかと思う。

それと、傘は面積が大きくコーディネートに与える影響が大きいので、デザインや色についてもちゃんと考えて選ぶとよいかもしれない。色は一般的に濃い色(黒など)の方が、薄い色(白など)よりも紫外線カット率が高いと言われてきたようだが、最近の日傘は内側がしっかり樹脂コーティングされていたりして、どんな色でもUVカット率に差はないようなので、好みや普段の服装、パーソナルカラーなどに合わせて選んでも問題ないのではないだろうか。

 

私がここ数年愛用しているのは、Wpc.の50cmサイズの長傘タイプで、色は黒無地。

 

wpc-worldparty.jp

 

このデザインのものを、数年に一度買い替えるかたちで使い続けている。多分終売されたら泣く。

屋外では常に差すので折り畳む必要がなく長傘タイプ派。そして長傘タイプでも、これくらいのサイズであれば屋内で閉じて手に持って歩いても引きずらず持ち歩きやすいし、軽いので長時間差していても疲れにくい。また、紫外線カット率99.99%以上、遮光率99.99%以上で遮熱効果もあるので日傘としての機能は申し分ないし、急な雨の際には雨傘としても使えるので天気の変わりやすい季節には有難い。ハンドルが中棒と同じ細身のスチール製で黒い、という細部のデザインも気に入っている。それと、個人的にWpc.の傘が好きなのだ(雨傘も長年Wpc.のものを愛用している)。

一時期大変話題になっていたサンバリア100などにも興味はあったが、黒無地デザインの長傘タイプものはハンドルが木や竹など自然素材のものしかなかったので諦めてしまった(自然素材が似合わないので…)。

 

uv100.jp

 

私は長傘派だが、閉じた傘を手に持っていたくない、 通勤ルートに日陰が多くて日傘の出番が少なめ、などの場合は小さな折り畳みを選ぶと便利かもしれないし、逆に、人通りも日を遮る建物も少ない道を長く歩く機会が多いなら、雨傘サイズの大きめのものでしっかりパーソナル日陰を確保するのがいいかもしれない。

せっかくの日傘も、(めんどくさいとかの理由で)滅多に使わないとなってしまっては意味がないので、自分の状況や好みに合わせてより使いやすいものを選ぶことが大切だと思う。

 

また、日差しというのは一般的に、午前中は東から差しこみ正午にはほぼ真上から差し午後には西から差しこむものなので、時間帯によって日傘を差す角度にも気をつけるようにしている。

勿論、人混みを歩くときなど状況によっては真上に近い位置にしか差せないこともあろうが、基本的には、常に日差しに対して傘布が垂直になるように差す。

目安としては、地面にできる影を見て、日傘の影の面積が最大になる角度。これを時折チェックして常に影の面積が最大になるよう、つまり、できるだけ身体が日傘の影に隠れるように気をつけている。

そのため、

  • 傘布が頭にぎりぎりつかないくらいの至近距離で差す
  • 常に両手で持つ(両手ともしっかり影に入れる)

ことなども意識している。

 

服装とUVカットグッズの活用

ここまで書いてきたような様々な対策をとりつつ、そうはいっても最初の方で言ったとおり、一番手っ取り早くて確実なのは「全身を覆い隠すこと」だと思っているので、服装もなるべくそれに準じたものを心がけている。

外出時の基本装備はパンツスタイルにジャケット。そこに、必要に応じて紫外線対策機能のある小物類を足していく。

 

脚にはストッキング

夏の足元は、パンプスを履くときはUVカット機能のある膝下丈のストッキングを履く(最近のストッキングはほとんどUV対策機能がデフォで備わっている印象だが、一応購入する際は商品説明を読んで確認する)。

 

www.atsugi-styleup.jp

 

UV対応のストッキングは、スカートスタイルのときにも重宝する。足全体に日焼け止めをムラなく塗るのは大変だし、塗り直しもなかなかできないからだ。

 

www.atsugi-styleup.jp

 

基本的にはこういうスタンダードなパンティストッキングタイプのものを何本が持っていればどんな服装にもひと通り応用できるだろうが、夏場に腰まわりの衣類を重ねるのは暑くていやだという人は、ボトムに応じて先程の膝下丈や、膝上丈、ふともも丈のものを選んだり、

 

www.atsugi-styleup.jp

 

ショーツの下に履ける(トイレなどでも脱ぎ履きしなくて済む)変わった形のものもあったりするので、好みに応じて色々探してみるのも面白いと思う。

 

shop.fukuske.com

 

最近はスニーカーで出歩くことも多く、そういうときはやはりUVカット機能のあるストッキングやタイツを履くか、もしくはパンツやレギンス+露出する部分(足首など)に日焼け止め+スニーカーソックス、という感じで対策している。

とにかく、気をつけたいのは「素肌を晒さないこと」だ。そういう意味では、たとえUVカット機能がないストッキングでも、素肌をそのまま晒すよりはだいぶましだと思う。

 

上半身には羽織りものや肌着

私は個人的に、混んでいる電車で素肌の腕同士が触れ合う、みたいなシチュエーションがとても苦手なのと、腕全体に日焼け止めを塗るのが面倒なので、年じゅう長袖の上着を着るようにしている。

夏もののジャケットは流石に袖が七分丈だったりするので、その場合は肘下にサブの日焼け止めをこまめに塗り直すようにしている(その際いちいちつけ外しするのが面倒で、最近は指輪やブレスレットの類はしなくなってしまった)。

職場のルールなどで服装があまり自由にできないなどの場合は、外を歩く間だけでもUVカット機能のある上着を1枚羽織るといいのではないだろうか。それだけでも、「白シャツ1枚で外を出歩いたら服の下が日焼けしてしまった」というような事態は防げそうだ。

 

www.muji.net

 

www.uniqlo.com

 

どうしても重ね着は無理、という場合には、UVカット機能を備えた肌着を選ぶという手もある。

 

item.rakuten.co.jp

 

手には手袋やアームカバー?

一時期、手の日焼け止めをこまめに塗り直すのが面倒になって、屋外ではUVカット機能のある手袋をするようにしていた(手に日焼け止めをまったく塗らなかった)時期があったのだが、暑苦しくないようにと薄い色の手袋を選んでしまったせいなのか、それとも手袋を外して過ごしていた屋内で窓から入ってくる紫外線にやられたのか、いつの間にかうっすら日焼けしてしまっていたことがあり、以来手の甲については、とにかく1時間毎にでも10分毎にでも日焼け止めをしっかり塗り直す、以外の方法は信用しないことにした。

腕については、半袖やノースリーブのトップスにアームカバーを合わせるという方法もあるが、 個人的に半袖+アームカバーという格好が似合わずとてもダサくなってしまうのであまり好きではないのと、アームカバーを外すタイミングがない(腕は常に布で覆っておきたい)のでアームカバーをするくらいなら最初から長袖を着ればいいやというのと、そしてどうせ長袖を着るなら腕だけでなく上半身全体に1枚でも多く布を重ねてより紫外線を防げるようにしたいので、やはり私は夏場は半袖の上にジャケットやカーディガンなどの羽織ものを着ている。

 

目にはコンタクトレンズやサングラス 

私は外出時にはコンタクトレンズを常用しているのだが、レンズはUVカット機能のあるものを選ぶようにしている。意味があるのかないのかは正直なところまだよく解らないが、これもひとつの紫外線対策だ。

なんでも、目から紫外線が入ると身体がそれに反応して肌にシミなどを作ることがあるらしい。なら対策はしないに越したことはないのでは?と思い一応続けてみている。

コンタクトや眼鏡を常用していない人は、サングラスなどを活用するといいかもしれない。

ただ、最近では「バイオレットライトが近視の進行を抑制する」というような研究報告も出ているようなので、UVカットレンズがそれにどの程度影響するのかは解らないが、近視が気になる人は慎重になった方がいいのかもしれない。

 

屋内での対策

先程、手袋の話のときにちらっと出た、窓から入ってくる紫外線の話だが、とくに自分のよくいる場所が窓の近くなどである場合は、これにも気をつけるようにしている。

最近は電車や車などはUVカットの窓ガラスが使われていることが多いようだが、基本的には屋外と同様の対策をしつつ、(席を選べるなら)窓際を避ける、日よけがあるなら使う、肌に直射日光が当たる場合は体勢を変えたり服や鞄やハンカチなどでさり気なく覆い隠す、などする。

商業施設などの建物の窓ガラスはそこまで対策されているのかどうかよく解らないので、外出時にはたとえ屋内でも、窓がある場合には屋外並みの対策を(日傘以外は)欠かさないようにする(長袖や日焼け止めなど)。

 

また、家の窓については、UVカット効果のあるカーテンやレースカーテンを引く、というのが一般的な対策かと思うが、私は種々の理由によりカーテンというものが苦手なので、

 

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このようなシートをカーテン代わりに窓に貼ることで、紫外線対策と目隠しを行っている。

これから家を建てるのであればUVカットの窓を選べばいいだろうが、そうもいかないという場合はこうしたグッズが手軽で便利だ。

また、窓にUV対策を施すと、人間の日焼けが防げるのも勿論だが、屋内の壁や床、家具、よくある本棚の本の背表紙などの日焼けも防げるので、人間の日焼け対策に興味がない人でもやる価値はあると思う。

カーテンの布も、年を経ると日焼けしてボロボロになりがちなので、カーテン派の家でも透明タイプのUVカットシートで紫外線を防いでみるのもいいと思う。

 

余談だが、この手のシートを使う場合は、選び方にはじゅうぶん気をつけたい。

たとえば、賃貸の場合はノリで貼り付けてしまうものより静電気で貼って剥がせるタイプのものがいいだろう。シートの見た目も、透明なものから柄入りまで様々だし、そもそもただ単なる目隠し用でUVカット機能のないものもある。

また、窓ガラスが最近よく見る複層ガラスやLow-Eガラスの場合には使えないシートもある(最悪の場合ガラスが割れてしまうことがあるらしい)。ガラスの種類の見分け方は、だいたい窓の右下などにうっすら印字してあるのでそれを見るか、しかるべきところへ問い合わせるのが確実だろう。ちなみに複層ガラス用やLow-Eガラス用に特化したシートもあるので諦めなくても大丈夫である。

 

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保湿と食生活

「どれだけ対策をしても多少の日焼けはするものだ」という前提のもと、日焼けを防ぐことに加えて普段のスキンケアや食生活に気をつけることも大事だろうと思っている(とはいえ特別なことはしていないのでこの項はおまけ程度にお読みください)。

 

保湿の話

とりあえずは、保湿。

日焼けに限らず、どんな肌悩みについてググっても最終的には「保湿が大事」というところに行き着くので、普段から自分に合った保湿剤をきちんと使うのが大切だろう。

また、肌も髪も紫外線によるダメージから乾燥が起きると言われており、肌にとって乾燥は大敵である。

日中に日焼け対策を徹底するのであれば、防ぎきれなかった紫外線によるダメージは夜に補おうという気持ちで、一年じゅう保湿の方にも気を配りたいものである。

 

顔の保湿

先ず、顔については、美白に興味がある人なら美白タイプのスキンケア品を使うのもよいのではないかと思うが、私はあまりそこには興味がないのと、何より敏感肌で美白成分で肌が荒れてしまうことがあるため、朝晩の洗顔のあとには敏感肌用の化粧水と保湿ジェルを使っている。

とくに美白作用がなくても、自分の肌に合ったアイテムで保湿がきちんとできるものであればいいと思う。

ただ、その「自分に合っている」というのが意外と難しく、数多ある化粧品成分のなかから自分の肌に必要なものを選び取り不必要なものを避けるというのは至難の業ではないかと思う。私自身、長年あれこれ試してはしっくりこない…を繰り返している。

また、スキンケアの際にも日焼け止めを塗るときと同様、こめかみ・鼻の穴の周りや鼻の下・もみあげや眉毛の毛の下・顎の裏などに塗り残しがないよう細かく丁寧に、摩擦に気をつけ、そして耳や首、デコルテまでをも「顔」と見做してきちんとケアするようにしている。

 

唇の保湿

唇には、外出時の日中の保湿は先述のUVカットリップクリームに任せ、自宅ではヴァセリンのリップバームを使っている。

 

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これはとくにこだわりはないのだが、最近アレルギーが増えたのか市販の高機能な(様々な有効成分が入っているような)リップクリームで唇がベロベロになってしまうことが続いたので、極力シンプルな構成のものを、と思い、行き着いたのがヴァセリンリップだった。もしかしたらリップ用という点にこだわらず、ただのワセリンを使えばいいのかもしれないが、それはいま使っているヴァセリンリップを使い切ってから考えることにする。

 

身体の保湿

身体には、長年これを愛用している。

 

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お風呂上がりや乾燥が気になるときなどに、顔以外の全身に使う。これも、多分終売されたら泣くレベルでお世話になっている。

大容量・ポンプタイプ・無香料・肌に伸ばしやすいミルクタイプ、という条件でボディ用の保湿剤を探していたときに出会い、以来愛用している。保湿力も申し分ないし、肌に馴染むとしっとりはするがベタつきのない使い心地が好み。400mlと大容量なのに500円以下で、日本全国どこにいてもマツキヨに行けば手に入る、という手軽さも有難い。成分もシンプルなので、自分の肌に合わない成分に出会う確率も低そうに思う。

そして何より、ポンプタイプは気軽に使えるので毎日続けやすい。日焼け対策と同じく、保湿も毎日の積み重ねが大事だと思っているので、続けやすさは重要である。

また、弱酸性とのことなので、石鹸で洗ったあとのアルカリ性に傾いた肌を弱酸性に戻すのにも一役買ってくれるのではと思う(これはとくに重要視はしていないが)。

ボディミルクやクリームにも美白を謳っている商品があるので、気になる人はそういったものを使ってみるのもよいかもしれないが、

 

www.kao.com

 

私自身は美白と保湿を中途半端に兼ねるよりは保湿に全振りしたいので、これからもマツキヨボディミルクにお世話になると思う。

 

髪の保湿

髪の保湿には、日焼け対策に使っているムコタのアイレ09を併用している(日焼け止めと保湿剤を兼ねている)。

私の髪はヴァージン毛でダメージがほぼないので、今のところはこれひとつで十分間に合っている。人によってはダメージがあるとかカラーやパーマを長持ちさせたいとかクセが気になるとか色々事情があると思うので、髪の保湿については担当の美容師さんなど、信用できるプロに相談して、サロン専売のアイテムを適切に選んで貰うのが手っ取り早いと思う(個人的に市販のヘアケア用品を試して効果を感じたことがあまりないので)(無論市販品が合うなら市販品でいいと思う)。

また、これは余談だが、髪にとっての一番のケア(?)は「予洗いとシャンプーのすすぎをしっかり行う」ことだと思っている。私の場合はこれを数年間実践して、日常生活のなかで自然に抜け落ちる髪の本数がそれ以前より劇的に減ったので、恐らく効果は大きいのではないだろうか。

 

手の保湿 

手については、私は本当に何かにつけて手を洗ったり除菌シートで拭いたりしてしまう癖があるので、ボディミルクとは別の保湿アイテムを、どこにでも持ち歩いて使っている。

 

www.kao.com

 

そもそも「手に何かがついている感」が苦手なのだが、このハンドクリームは馴染むとほとんど感触が残らないし、それでいて真冬の乾燥した空気のなかでも手荒れしない程度にちゃんと保湿をしてくれている実感があるので、長らく愛用している。

香りつきタイプでも香りはきつくないし長くは残らないので、一時期は職場などでの気分転換用に、ピーチティーの香りのものも使っていたが、最近は時や場所を選ばず使える無香料のものを使うことが多い。サイズも小さすぎず大きすぎずの丁度いい大きさなので、自宅用、常に鞄に入れておく用、など常に複数個を使い分けている。これも終売されたら多分泣く。

ハンドケアには他にもいくつか愛用しているものがあるが、あまりにも細かくなるのでまたの機会に譲る。

 

食生活の話(主にサプリメントの話)

身体の内側からの紫外線対策として有効と言われている栄養素がACE(エース)、ビタミンA・C・Eである。

普段の食事がバランスの整ったものであるならば、敢えて対策を講じる必要もないかもしれないが、私は少食で常に栄養不足気味なので、食事に加えてサプリメントを活用している。

栄養素というのは体内で互いに作用しあって働くもので、1種類の栄養素だけをピンポイントで摂るよりは、様々なビタミンなどを一緒にバランスよく摂った方がよい、という話をよく聞くので、主に飲んでいるのはマルチビタミンマルチミネラルサプリメントだ。

 

www.otsuka.co.jp

 

加えて、私の普段の食事では基本的に不足気味、かつ日焼による色素沈着を起きにくくする働きがあるといわれているビタミンCを追加で摂っている。

 

www.otsuka.co.jp

 

ビタミンCは水溶性のため過剰摂取となる心配がないというのも、追加で摂っている理由のひとつである。

ちなみに、自分の食事に於ける栄養費の過不足については、このようなサイトなどを利用して時々チェックするようにしている。

 

www.meiji.co.jp

 

サプリメントを飲むタイミングは、胃が荒れないように(空腹時にサプリメントを飲むと胃が荒れるタイプ)、また食べ物と一緒に摂ることでどうにか「食事からの栄養素ですよ」という風に身体を騙せないだろうか(?)という理由で、食後すぐ、時間を置かずに飲むようにしてる。

また、1日分の目安量を朝昼晩の食事それぞれに分散させて飲む、その日の食事の内容に合わせて(食事で十分に栄養素が摂れていれば)サプリメントを減らす、などの点に気をつけてるようにしている。

 

ただ、サプリメントは気休め程度で摂ってもとくに意味がない、というのもよく聞く話なので、たとえば「今日はとくに日焼けをしてしまって色素沈着が心配」などという日には、サプリメントではなく医薬品として売られているビタミンCを摂るのもいいのかもしれない。

 

takeda-kenko.jp

 

いずれにしても、結局のところ栄養素は食事から摂るのが一番いいと思うので、無理のない範囲で食生活を整えることも常に意識していきたいところである。

 

そして、食事に加えて肌の健康のために大切と言われているのは、やはり睡眠だ。「睡眠は一番の美容液」という言葉があるくらいなので、何を置いてもしっかり眠ること。これもひとつの日焼け対策と言えるだろうと思う。

 

まとめ

以上、細かく書くと長くなってしまったが、要は

  • できるだけ紫外線を直接浴びないこと
  • 日焼け止めは隙間なく塗りとにかくこまめに塗り直すこと

に気をつけながら、食事や睡眠を整えることに加えて、紫外線対策を「習慣」として生活に取り込むことが肝要であろう、ということだ。

日々の積み重ねが大事だし、日々積み重ねるためには何より自分にとって楽な(めんどくさくない)方法を探し出すことが大切だと思う。

ここまで書いてきたことは飽くまで今の私にとって最善の方法なのであり、これから変わっていくかもしれないし、人の数だけ方法はあるだろう。いつか、これを読んでくださったあなたの紫外線対策もお聞かせいただけたら嬉しく思う。