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セルフ前髪インナーカラーが楽しい。「美容室には行きたくないけど派手髪したい」の折衷案的な

もう何年もずっと(美容室に行く頻度をギリギリまで減らしたいがために)所謂「黒髪ぱっつんロング」のスタイルを貫いているのだが、ずっとうっすら「派手髪」への憧れもあり。

また前髪なら普段から自分でカットしているので、「前髪インナー」という手法を知ったときに「これしかないのでは?!」と思い挑戦してみることにしたのだった。

 

 

私の思う「セルフ前髪インナー」のメリット

美容室に行かなくていい

何回言うんだという感じだが大事なことなので…。

 

ダメージ最小限

何しろ処置(?)をするのが前髪の一部の毛のみなので、全頭ブリーチなどと比べると遥かにダメージ領域を減らせる。

 

バージン毛に戻るまでの時間も短いので気軽

私の場合1m近くある後ろ毛(?)に対して前髪はせいぜい15cmくらいなので、最悪飽きたり失敗したりしても、髪は1ヶ月に約1cm伸びると言われているので1年ちょっとくらいで全て生え換わってリセットできる。後ろ毛の長さだとそうはいかないのでなかなか勇気が要る。

 

コントラストが重要」属性の場合、むしろ全頭派手髪より似合うかも?

パーソナルカラーやパーソナルデザインで「コントラスト」が大事な要素になるタイプの場合、全頭1色の派手髪にするよりも、全体としては暗髪(地毛)のまま一部だけ派手にして黒髪との差を際立たせた方が垢抜けるということはあるかもしれない(私がそのタイプ)。なので逆のタイプの人は、インナー部分と周りの毛との差があまり出ない色選びをするといいのかも、?

 

服やシーツに色移りしない

コントラスト強い&数cm切ればリセット可という意味では裾カラーも同時にやってみようかと考えたのだが、ショートヘアとかならまだしもスーパーロングの毛先に色を入れると、日常生活のなかで(風呂上がりや汗をかいたあとなど)服やシーツにカラー剤の色が移りそうな気がする。前髪だけならそういった心配はほぼない(いずれにしても染めた直後〜2・3日は髪を拭くタオルは汚れてもいいものを選びましょう…)。

 

前髪だけならセルフでも作業が比較的簡単

いじるのは前髪だけなので、常に正面に鏡を見ながら作業ができて安心。また短くて量もそこまでないのでムラにもなり難い。

体感としては、ブリーチ前のブロッキングさえしっかり入念にやればあとは多少雑でもなんとかなる。

 

プリンが目立ち難い

ブリーチした毛の上から表面の毛(地毛)が被さるので多少根本が伸びてきても隠されて目立ち難い。リタッチの回数を減らせるので楽。

 

コスパ最強

500円くらいのブリーチ剤1箱と1000円くらいのカラートリートメント1本で何ヶ月も持つ。それでいてとてもかわいく仕上がり気分も上がるので費用対効果は高い。

 

使用アイテム

主に使用するものは2つ、ブリーチ剤とカラー剤。まだまだ模索中ではあるが現時点でのお気に入り。

 

ブリーチ剤

フレッシュライト メガメガブリーチ

市販のブリーチ剤のなかでは一番色抜けがいいらしい(YouTubeで比較動画探すと色々出てくる)。

正直前髪インナーだけに使うには量が多いので勿体無い気はするのだが1箱500円/数ヶ月頻度なので惜しまず1回で1箱使ってしまう。

実は一番はじめのときは、部分づかい用の少量で小分けにできるタイプのブリーチを使ったのだがあまり色抜けがよくなく、しかも今は終売してしまっているようなので、市販品で済ませようと思ったら現時点では選択肢はほぼないと思う。

 

カラー剤

ホーユー ビューティーン ポイントカラークリーム

専門的な知識がないので詳しくは解らないが、こういう塩基性タイプのカラー剤は一般にカラートリートメントと呼ばれ、ダメージ毛ほどよく染まる性質があるらしい(大体パッケージとか取説に「ブリーチした髪に」的なことが書いてある)。

よくあるヘアカラー剤と違って1剤と2剤を混ぜて〜みたいなこともなく本当にトリートメント感覚でチューブから出して塗って放置して流すだけでOKで(※ただし手袋は必須)、開封後も余った分は保存できるのでとても便利。

 

当初は大手メーカーのものが安心だろうと思い、上記のビューティーン ポイントカラークリームのなかから好きな色を選んでいたが、最近気になっているのはこちら。

 

イリヤ ミステリアスデコレ

同じカラートリートメント(塩基性カラー)のなかでもよく染まると評判で、且つビューティーン(全5色)より色数が豊富なイリヤ ミステリアスデコレ(全9色)。

 

今はビューティーンのターコイズブルーを1〜2週間に1回入れ直す感じで使っているのだが(それでも1本で数ヶ月はある…)、それを使い切ったら次はミステリアスデコレのイエローを入れてみたいと思っている。黒髪にイエローのインナー、インスタで時々見掛けるのだがとてもかわいい。

ただビューティーンのターコイズブルー、毎日のシャンプーで染めたてのときの青さは数日で消えるものの、緑みだけは何週間経っても残り続けるので、色を変えたいときはカラー除去?リセット?もブリーチ剤で可能なのかが若干心配なところ…。

 

作業手順

主にはYouTubeで「前髪インナー セルフ」とかで検索して出てくる動画を参考にしてやっている。個人的に大事だなと思うポイントは、ブリーチ前のブロッキング

 

ブリーチする日 (数ヶ月に1回)

用意するもの:汚れてもいい服とタオル、使い捨て手袋、ブリーチ剤、髪ゴム、ヘアクリップやダッカール等、ワセリン(油性のクリームなら何でもいい)、ラップ、コーム、アルミホイル

 

  1. 脱ぎやすく汚れてもいい服に着替える
  2. ブリーチ剤の箱を開封して中身を確認、取説を読む
  3. 後ろ髪をまとめ、前髪をてきとーに上げる
  4. おでこ〜こめかみの生え際付近にワセリンをやや厚めに塗り、その上から顔より一回り大きくカットしたラップを貼る
    ※ ワセリンで肌を保護し、さらにラップで肌や眉毛、目などを保護

  5. 上げていた前髪をラップの上に下ろし、染めたい部分を残してブロッキング
    ※ 私は前髪自体を結構厚めにとっているので半端な量だとほぼ隠れてしまって見えないのと、日常生活のなかで(学校や職場などで)派手な髪を隠さないといけないタイミングもないので、前髪全体の厚みの半分くらいをがっつり染めてる
    ※ 後々意図しない箇所にブリーチが付いてしまうなどの悲劇が起きないようここでしっかりきっちりブロッキングするのが大事

  6. ブリーチ剤を作り、手袋をした手やコームを駆使してブロッキングしておいたインナー部分にムラなくたっぷり塗る
    ※ それでも余る分は仕方ないので諦める

  7. ブリーチ部分をアルミホイルで包む
    ※ 2つ3つの束に分けると簡単

  8. 取説にある通りの時間放置
    ※ 気温が低いと抜けが悪くなるらしいので冬場などはあったかい部屋に移動したり

  9. 服脱いでラップとアルミホイル外して風呂場へGO、取説にある通りにシャンプーし、風呂から上がったらドライヤーで髪乾かして終了
    ※ 抜け具合が足りないようならお好みで別日にもう1回ブリーチするなどする

 

色入れる日 (週1〜10日に1回くらい)

用意するもの:汚れてもいい服とタオル、使い捨て手袋、カラートリートメント、髪ゴム、ヘアクリップやダッカール等、ワセリン(油性のクリームなら何でもいい)、ラップ、コーム

 

  1. 脱ぎやすく汚れてもいい服に着替える
  2. 後ろ髪をまとめ、前髪をてきとーに上げる
  3. おでこ〜こめかみの生え際付近にワセリンをやや厚めに塗り、その上から顔より一回り大きくカットしたラップを貼る
    ※ 皮膚が染まると数日は落ちないので気をつける
    ※ ただし染めたい毛にワセリンが付いていると染まらないので注意

  4. 上げていた前髪をラップの上に下ろし、染めたい部分を残してブロッキング
    ※ 先述の通りカラートリートメントは傷んだ部分が主に染まり地毛(バージン毛)はほぼ染まらないのでブリーチのときほど厳密にブロッキングしなくても大丈夫(とはいえパーマしてるとか日頃からダメージが気になるとかの場合は気をつけてブロッキングした方がいいかも…?)

  5. 手袋をした手やコームを駆使してブロッキングしておいたインナー部分にカラートリートメントをムラなくたっぷり塗る
  6. 顔に貼ってあるラップをそのまま持ち上げて折り畳む感じでカラー部分を包む(色移り防止)
  7. 取説にある通りの時間放置
  8. 服脱いでラップ外して風呂場へGO、取説にある通りにシャンプーし、風呂から上がったらドライヤーで髪乾かして終了
    ※ 色のついたシャンプーの泡が跳ねた壁とか床が染まりがちなので、見つけ次第即流すか、既に染まってしまっていたらカビキラーなどの漂白剤で落とす

 

カラートリートメント、先述の通りダメージ度合いによって染まり具合が変わってくるので、根本付近(ブリーチ1回)と毛先付近(ブリーチ2〜3回)では色の入り方や残り方が結構違う(プロならそのへんも考慮してブリーチ時間とか配合を調整するらしい)。

気にしはじめると数日に1回のペースで染め直したくなるが、でもそれも表面に掛かる地毛が結構誤魔化してくれるので、家でたまに鏡を見るくらいなら然程気にならない。

私はたとえば外出する日の1〜2日前くらいにカラーチャージして、当日の服装やメイクに合わせたときにちょうどいい色味になるように調整したりしている。そういう調整が簡単にできるのも、セルフのいいところかもしれない。